青森~秋田「カツラーメン街道」で5店めぐり。インパクトがすごい!
青森県にはさまざまなB級グルメがあります。八戸せんべい汁、黒石つゆやきそば、味噌カレー牛乳ラーメン、イギリストーストなどなど。細かく言えばもっとたくさんあるのですが、見た目のインパクトも大きいのが、“カツラーメン”です。
カツラーメンそのものは珍しいメニューではなく、ほかの地域でも名物としてあるでしょう。ここ青森のカツラーメンのお店は秋田県小坂町から青森県野辺地町までに点在しており、いわゆるカツラーメン街道と呼ばれているんです。
明治時代から昭和にかけて、秋田県の小坂鉱山で発掘された銅を牛の背中に積んで、小坂町から野辺地町まで運んだ道で、当時、カツラーメンは鉱山関係者が食べていたとされているんです。
この街道のカツラーメンには、「ラーメンにカツが乗っている」以外の定義はありません。つまりすべて提供される姿が独自なのです。ぜひ最後までご覧になってください。
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こちらは、カツラーメン発祥の老舗店。昭和45年頃、秋田県の小坂鉱山で働いていた若い労働者たちが、青森ねぶたの流れを受ける小坂町七夕祭りの山車を制作していた時期に夜食として食べられていた裏メニューが正式メニューになったそうです。
かつおだしの効いた卵とじにしたカツを、生ハムを隠し味にしたさっぱりとしながらもコクのある醤油スープに合わせています。スープがおいしすぎて、最後まで飲み干す人が多いんだとか(800円)。
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お客様のリクエストにより平成7年頃、メニュー化した看板商品のカツラーメン。味噌カツの味噌にこだわっていて、名古屋で好まれる味噌を長野にある問屋から取り寄せているほどのこだわり。また、トンカツの揚げ具合にも定評があります。
揚げたてのトンカツをサクサクで食べてもらうため、千切りキャベツを敷いて、カツが汁に浸らないように工夫しています。ラーメンはこの土地の人が好みの細ちぢれ麺。スープはとんこつや鶏がらから取ったあっさり系で、女性のファンも多いそうです(900円)。
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近くで働くガテン系の若い男性客がランチタイムに訪れることが多いことから、スタミナをつけるために開発されたスタミナみそカツラーメン。スープはこだわった味噌仕立てで、ハバネロの種、トウガラシ、ニンニクに特製味噌をごま油で炒め、焦がした味噌にとんこつ、鶏ガラスープを混ぜ合わせており、トンカツの油に負けないコクと旨みが特徴。いわゆるガツン系のラーメンです。
麺は細麺ではスープに負けてしまうということで中太ストレート麺。こちらのお店は43種類のスパイスから調合したオリジナルブレンドの本格カレーも人気で、あっさりからガッツリ系までのメニューが豊富なのです(900円)。

発祥の地から生まれたカツ煮のせのあっさり系ラーメン「日本料理 奈良岡屋」(秋田県鹿角市小坂町)

サクサクの味噌カツとあっさり系で女性にも人気「からから亭」(青森県三戸郡五戸町)

ハバネロの辛さにこだわった味噌仕立てガツン系「たんちゃ亭」(青森県十和田市西二十二番町)

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