ショーンさんいわく「マットレスは7年に1回替えるべき」。
また、マットレスには人体に有害な発泡体や合成繊維が使われているものがあるそうなんです。寝心地や値段だけで決めるのではなく、成分にもこだわりたいもの(同書には「おすすめ素材」は書かれていないのですが、買う時は寝具店などで相談してみるべきですね)。
そして、パジャマについて。人生の3分の1は睡眠、となるとパジャマでいる時間もそれ相当なわけです。パジャマの役割は体温調整。
叶姉妹みたいに常にメンズが側にいて人肌をゲットしている方は全裸でもオッケーですが、そうじゃない女性にとってベストなパジャマとは?
メンズのトランクスにもいろいろ可愛いのが…(GAP)
同書が女性に推奨するのは、ボーイズタイプのショーツ、自分もしくはパートナーのTシャツとトランクス、ゆったりしたスリップ、ランジェリー、ヨガパンツ等々。
1991年にハーバード大学で実施された調査から、ブラジャーをつけない女性が乳癌を発症するリスクは、ブラジャーを常時つけている女性の半分であることが明らかになったそう。
「寝る時もブラジャーをしているほうが胸が垂れない」と主張する一派もいますが、健康のためにはブラは外したほうがいいようですね。
寝る時ははずしましょう
最後に同書は、なんとなくスピリチュアルな「アーシング」の大切さを説いています。
アーシング(グラウンディング)とは、人体が地面に触れること。
「地面の電磁エネルギーは人体に素晴らしいメリットをもたらす」と著者。「地面に触れるだけで血液の状態が改善し、心臓発作を起こすリスクが下がる」ってマジ?
定年退職後に夫婦そろって田舎に引っ越したり、週末だけにわか農業に勤しんだりする方が増えているのも、こういった作用を体感してのことでしょうか。
とりあえず、今すぐ実行できそうな睡眠技術がたくさん。
同書だけでなく、最近『スタンフォード式 最高の睡眠』とか『一流の睡眠―――「MBA×コンサルタント」の医師が教える快眠戦略』といったビジネス系睡眠本が人気です。睡眠にまで戦略が必要とはやっかいな時代ですが…。明日の元気のために、ひとつからでもレッツトライ!
<TEXT/森美樹>