1:お金は私が出すから!と説得する
2:泣き落とす
3:彼の家の近所にある泌尿器科を探して、検査に行く負担が少ない事をアピール
4:土下座して真面目に頼みなおす
うむ、地元で検査する病院を見つけ、私がお金を払うからと真面目に説得し、ゴネたら泣き落とそう……と結論を出したあと、おかしさに気づきます。
「ていうか、検査して“いただく”って、そもそもおかしくない?」

妊娠は私の体がするものですが、子どもは2人のもののはず。それなのに、制作過程ですでに女から男に「お願いする」というのは、不自然極まりないではないですか。
でも「男は本能的に遺伝子をたくさん残したがる生き物である」という情報をみんな信じているから、万が一彼に問題があった場合、男の本能を否定し、傷つけてしまうかもしれない。だから自分ごとである女の検査より、男の検査はハードルが高いのかも。
そもそもこのプロジェクトは「デキたら婚」という、子どもを先に作ることが目的なのに、彼に回復不能の不妊原因があったら私はそれでも彼との将来を考えていけるのだろうか……子どもを諦めるくらい、彼を好いているのだろうか。
はっきりいって、彼の事は結構大事だけど、今は答えがわからない。
妊娠~子育ては、こんなふうにパートナーとの向き合い方を何度も何度も考え直し、そして進んでいく。だから結果的に子どもを持たなかったとしても、人は成長するものかもしれません。

選んだ道は、まず進まないと始まらない。
もう1回姿勢を正して「検査してよ!」と声をかけてみたのですが、相変わらず仏の彼氏からは、ムニャムニャした返事が返ってくるのみ。
(向き合い方を考え直しえて成長するんだ私よ……)ぐっと肩をつかみ、彼にむきなおります。
「あのさ、こっちは真面目に言ってんだよーー!」
ガクガク肩を揺らしながら、詰め寄ります。私の成長は、暴力行使であったわけですが、「わかった!わかった!」と彼は答えてくれたので、状況は少しだけ動き出したような気がします。
<TEXT、イラスト/おおしまりえ>
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【おおしまりえ】
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。
ブログ・Twitter:
@utena0518おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:
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