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カフェでサギ師に遭遇!女性を狙う「儲け話サギ」の最新手口

 3月30日、国民生活センターから、仮想通貨の購入トラブルに注意、という報告書が公開されました。インターネットなどで取引される仮想通貨を購入すると「必ず儲かる」などと騙して大金を奪い取る詐欺が横行し、年々その相談件数が増えているそうです(2016年は634件)。

⇒【資料】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=686027

仮想通貨に関する相談件数

仮想通貨に関する相談件数/国民生活センターの発表より http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170330_1.html

 この仮想通貨詐欺の現場に出くわしたことがあります。場所は恵比寿の駅前にあるカフェ。2016年の年末でした。ランチをしようと店に入り、ついた席の隣のテーブルがまさにこの詐欺行為の真っ最中だったんです。

PASMOにETC…手数料ビジネスは儲かる



 話を持ちかけていたのは、紺のスーツを着た中年男性。聞いていたのはアート系の格好をしたアラフォー女性でした。

※写真はイメージです

※写真はイメージです

 男性は「PASMOは現金がなくても買い物ができるシステムで、鉄道だけでなくコンビニやお店でも使えるんだよ」「PASMOの運営は店側から手数料を徴収しているから成り立つ」と説明しています。そして話は変わり、ETCも手数料で成り立っていると言っています。これらのシステムを使うことで、利用者から手数料が入ってくる、手数料ビジネスはおいしい、ということのようです。

男性「PASMOやETCをつくった人は、ものすごくお金を儲けてるってことなんですよ

女性「すごーい、その人、私に紹介して欲しい」

男性「紹介してもらうより、自分がなる方がよくない? PASMOもETCも、今までになかったシステム。新しいシステムを作った人は大もうけできるよ」

 話は「為替差益」へと移ります。円高の時にドルを買って、円安の時に戻せば儲かる、という話です。それから「ビットコイン」の話になりました。ビットコインは仮想通貨のこと。現在、価値がかなり値上がりしていて、昔買った人は今、大儲けしていると男性は話します。

 女性は、世間を騒がせた「マウントゴックス」のニュース(※1)を知らないのか、男性の説明を素直に聞いています。説明と言っても、右肩上がりの折れ線グラフを見せながら「値上がりしている」という話だけ。誰が開発したとか、値上がりしている理由、仕組みなどの詳しい話はしません

男性「ね、だからPASMOは現金がなくても買い物ができるんですよ」

女性「でも最初に1万円とか必要でしょ? ぜったいにお札は必要じゃん」

男性「例えば、1ドル100円の時に10万円分のドルを買って、400円の時に売れば、10万円が40万円になるんです」

女性「でも最初に10万円必要なんでしょ?」

「そこじゃなくて!」と、男性と一緒に突っ込みを入れそうになってしまいました。男性はずっと「儲け」の話をしているんですが、女性の返事はいつも「支払い」についてです。「いいぞ、このまま話の流れを読まずに突き進め!」と思いましたが、女性の方は意図して話に水を差しているわけではなさそうです。噛み合わないまま、男性は強引に話を進めます。

「リップルという新しい仮想通貨がある。これは信頼できる人にしか教えてはいけないのだが、僕は特別に情報を知っている。3万円から買えるけど、どう?」

 男性の提案に女性は、「3万なら払えるかな」と言っているので「ああ、それはダメだよ!」と心の中で叫びました。実際に割って入ることも考えましたが、その場合は怪しいのはどう考えても私のほうです。

 私があまりにしげしげ隣を眺めていたので、「店を変えよう」と言って二人は出て行ってしまいました。なので残念ながらその先はわかりません。

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“なんかすごそうな言葉”に警戒せよ!

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