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『母になる』の小池栄子は女が受けるハラスメントのデパートだ!ツラ過ぎ…

カルトなみ!職場では毎日呪文のように「子ども、子ども」

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「母になる」第7話60秒PR https://www.youtube.com/watch?v=xcEkXDNGwWo

 結局、麻子は転職し、新しい職場で働きます。ところが、この会社、何故か、やたらデリカシーのない者ばかりです。  働き始めた頃、麻子は帰宅途中にアパートの階段から足を滑らせてしまいます。お腹の子どもは残念な結果となってしまいました。  数日後に退院し、会社に出社すると、上司から「君、困るよ、あんなミスを…」と覚えのないことを指摘されます。思わず「私がそんなミスするわけないじゃないですか!」と声を荒げる麻子でしたが、そのことが自分のいない会議で男どもが話題にしています。「子どもがいないから、あいつには責任感ないんだよ」と悪意なく談笑する姿にブルっとしました。  これ、実際、アラサーやアラフォーの女性社員に対してのあるあるですよね。年配の男上司たちって、「女はヒステリーおこす」とか「独身だからカリカリしてる」「独身だから無責任」「歳とってるからミスが多い」とか先入観で評価してたりしませんか? こんなんだから、おちおち大声で注意したり反対意見を言ったりできませんよ。麻子が身近に感じられます。
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「母になる」公式Twitter https://twitter.com/ntv_haha

 そして、女性の同僚たちもナチュラルに「子どもはまだ?」とか「子どもいいよ~、絶対産んだ方がいい」とか押し付けがましいことを言ってきます。正直、麻子のように子どもを流産した立場でなくとも、こんな話題が毎日毎日交わされるとうんざりします。  自分のいないところでも、若い女子社員たちが自分のことを噂します。「あの人、いくつ?」「えー、じゃあ高齢出産になるじゃない」等…。放っておけよ! 何の会社だよ、子ども子どもって。社をあげてのカルト集団じゃないかと思うくらい、毎日吐かれる呪いの言葉「子ども」。これではおかしくなりますよね。  多少、門倉麻子自身に不安定な要素があるにせよ、これらのことって、長い年月生きてきたアラサー、アラフォー世代なら、独身既婚に関わらず、誰しも経験しうることかもしれません。  親からのプレッシャー、恋人との別れ、年齢的な焦り、上司や同僚からの無自覚なセクハラ・パワハラ、年下女性からの腫れ物扱い…。形やパターンは違ってくると思いますが、年取るってそんなに悪いことなんですかね?  いつか、女性がノンストレスで年齢を重ねられることを願います。 <TEXT/タケダマコ>
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