「現代アートの展示会って、よくわからない」という人、「ラブラブショー2」に来たら我を忘れて思いっきり楽しめるので、イメージが変わりますよ。アートは見るものではなく感じるものだ!って感じ。楽しみ方は自分で見つけましょう。
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市川平×八嶋有司展示室「知覚・感覚・身体」(撮影:和久井香菜子)
同美術館の館員・工藤建志さんに、このような展示にした理由を聞くと、「現代美術のテーマ展はコンセプトが明快に打ち出されていて、作品の見方や解釈の幅を限定してしまうものが多いように感じます。『作品』より『解説』の方が重要だったりしますしね(笑)。そうではなく、
美術展なんだから説明もギリギリまで減らして、まず純粋に視覚のエンタメとして楽めるものを目指しました」とのこと。
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井田大介×大森記詩展示室「カタチのむこう、約束の地」(撮影:大洲大作)
マドリッドでピカソの「ゲルニカ」を見たときのことを思い出します。教科書などであの絵を見たときには、なにがすごいんだかわからなかったんです。「ピカソだから?」くらいにしか思いませんでした。しかし実際の絵は、テニスコートかよってくらいの大きさなんです。どうやって描いたのか見当もつかない。とにかく、アートに詳しくない筆者でも、スケールが大きいと、それだけで作品の偉大さを感じることができるわけです。
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岡本光博×青秀祐展示室「トモダチ大作戦」(撮影:大洲大作)
どデカい真っ白な犬の像「青森犬」が有名な青森県立美術館ですが、「ラブラブショー2」の展示もかなりデカい。工藤さんは「自由に楽しんで」と言ってましたが、筆者的には、巨大アートを自分のセンスで画像に収める醍醐味がSNS時代にぴったりでおすすめです。
<TEXT/和久井香菜子>
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