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生理痛・生理不順って不妊の原因になるの?ストレスとの関係は?

不妊治療のやめ時で苦しむことも

六本木レディースクリニック 山中智哉医師

六本木レディースクリニック 山中智哉医師

 近年の不妊治療を受ける夫婦の増加に伴い、始めてしまった不妊治療の“やめ時”が分からず、苦しんでいる夫婦も逆に多いと聞きます。『不妊治療のやめどき』(松本亜樹子 WAVE出版)という本がヒットしたのも記憶に新しいですね。 山中先生「海外のニュース記事で、不妊症の患者さんが治療に取り組むことを『addict』と表現しているのを読んだことがあります。日本語で言うと『中毒』とか『依存』という意味になりますので、日本だけでなく海外においても、『患者さんが治療を止められない』あるいは『結果がでていない状態で、どのように止めていいのかが分からない』ということが、ひとつの課題になっているのだなと思いました。  不妊治療は費用や時間もかかることですし、治療そのものには中毒性や依存性というものはありません。ただ、妊娠という結果がでるまでは『もしかしたら次こそは』という気持ちが続いて、人によってはそれに歯止めが効かなくなるのかもしれませんね。  既に子供がいる人ならまだしも、1人もいない方の場合は、不妊治療を止めるということは、『子供を持つことはもうできないかもしれない』という葛藤につながったり、今後の夫婦としての在り方についても考えなければならないことになりますので、簡単にはできない決断だと思います。」 ―産婦人科医インタビュー vol.3― 【取材協力】 山中 智哉・・・医学博士、日本産科婦人科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医 現在、『六本木レディースクリニック』にて、体外受精を中心とした不妊治療を専門に診療を行なっている。 <TEXT/ミフル> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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