はじめからボタンがかけ違っていたのです。元彼に心ない言葉を言われた時点でそれに気づき、話し合うだけではなく怒ればよかったのです。元来、あなたは悪くないのですから。
不条理を感じたのなら、甘んじて受け入れず怒るのです。付き合ってる2人がぶつかり、壊し、そしてつながり直す。時間を積み重ねる以外に、絆を固くしていくにはそうゆう衝突、摩擦が必要です。それを何度か試み、それでも相手がぶつかり返してくる気がないのなら、諦めるしかありません。
そういった部分が前提として必要ですから、セックスの相性とは、その時だけで決まるのではなく、
頭や心の部分は日常生活が多いに影響するのです。

とはいえ、怒るのに慣れていなくて、あなたがとった行動のように自分を変えればいいのだと考え、甘んじて受け入れる選択も一つの方法ではあります。
ただしその時は、相手に合わせようとがむしゃらにあがくのではなく、
エゴを捨てて相手をそのまま受け入れること。元カノに負けたくないとか、セックスの相性さえ合わせられればもっとセックスしてもらえる、好きになってもらえる(セックスの快感と好きという感情は必ずしも比例しませんが)とか考えず、元カノとのセックスがそんなに良かったなんて凄いねと受け入れ、張り合わない。セックスに執着しない。そもそもセックスの評価を人格の評価と結びつけない。
……と言っといてなんですが、こんな仏のように穏やかな心持ちに、僕だってなれません。女性とは、“受け入れる性”だという声もありますが、そんな受け身でなくていいと思うのです。
選ばれるのを待つのではなく、自らも選びにいくぐらいの気概があって欲しい。
人を想い慕い続けることを無駄だとは思いません。離れても忘れられないほど恋い焦がれられる相手に出会えた人は幸せ者です。愛される悦びより、愛する悦びに恵まれた人生の方が受け身でない分だけ人生が自分のものとなっています。ただし、悔しさや復讐心を抱き続けることはオススメしません。次に出会う誰かとの縁を妨げるだけです。
最後に。心の渇きを潤すには、性器だけでは足りないのです。あなたも元彼も、心を濡らせられなかった。次は、心のパンツを脱ぐことを忘れずに。

<TEXT/森林原人>
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