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「押し麦」はダイエットに◎!簡単・美味しい押し麦レシピ

 本格的な夏の到来、暑さで食欲がなくなってしまったり、体調を崩してしまっている人も多いのではないでしょうか。  そんなときにオススメしたいのが、ご飯やおかずにチョイ足しできる雑穀。なかでも、ビューティーフードアドバイザーの資格を持つ筆者が愛食しているのが「押し麦」です。
押し麦を使った和え物

押し麦を使った和え物

 今回は、押し麦の魅力と美味しい食べ方を紹介していきたいと思います。

ダイエットにも◎!押し麦のパワー

 和食店でよく出てくる“麦ご飯”は白米に麦(大麦)を混ぜて炊いたものですが、今回紹介する押し麦は大麦を加工したものです。  大麦は、平安時代中期に書かれた日本最古の医学書『医心方』のなかで「五穀の中で最良のもの」「熱毒を除いて内臓の働きを整える」と記されていたり、日露戦争時代の陸軍の栄養源として麦ご飯を糧食にしていたという記録も残っている日本古来のスーパーフードなんです。  かつては下茹でしてから米と一緒に炊いていたほど、芯が残り消化に悪かった大麦。それを解消すべく水を加えて精白し、さらに蒸気をあてて柔らかくしてからローラーで押しつぶしたのが“押し麦”で、今では食品売り場で手軽に購入することができます。
押し麦

押し麦

 その栄養はというと、ビタミンB2やカリウム、カルシウム、食物繊維が豊富。なかでも、“β-グルカン”という水溶性食物繊維は注目の栄養素で、食物の消化吸収を緩やかにすると言われています。その結果、食後の血糖値の急上昇が抑えられ、インスリン(脂肪の合成を高め、分解を抑制する働きがある)の大量放出も抑えられ内臓脂肪がつきにくくなる効果が期待できるのです。栄養のサポートだけではなく、ダイエット目的で食べるのも良いですよね。  ダイエットのために取り入れるのであれば、朝食を白米から麦ご飯に変えるだけで夕食まで食後高血糖を抑えられるとも言われているので、朝に摂ることをオススメします。

麦ご飯の美味しい炊き方

押し麦_2

押し麦

 市販の押し麦を購入したら、早速白米と混ぜて「麦ご飯」を炊いてみましょう。押し麦は見た目が白く白米によく馴染むうえ、味も白米に近いです。押し麦と白米の比率、「まずはどのくらいがいいの?」と思った方は、白米8に対して押し麦を2の割合から試してみると食べやすいですよ。  慣れてきたら押し麦の量を増やしてみると良いでしょう。筆者の場合は、白米と押し麦を同じ割合で混ぜて炊いています。  炊き方ですが、白米をといだら押し麦を加えて軽くすすぎます(無洗タイプなら洗わなくて良い)。それから30分~1時間ほど浸水させ、炊飯しましょう。
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「茹で押し麦」は万能
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