写真はイメージです
「ただ、見つかったからには、最善を尽くして一刻も早く治したい」
小林麻央さんはがんを告知されてから、しばらくは標準治療である乳房切除手術や抗がん剤、放射線治療等は、すぐにせず他の治療方法を模索していたと聞きます。しかし、その判断が本当は間違っていたのではないかとも言われているようです。
乳がんは一定以上の大きさになってしまうと乳房全摘は免れない。そして若年の進行性のがんは多臓器への転移も早い。私も、最初は担当医師からは「乳房全摘手術をするしかない」と言われました。
嫁にもいってないのに、子供もいないのに、片乳になるのはさすがに辛い。泣けた…。
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その後、検査を繰り返し、病院から提示された治療の選択肢は
①乳房全摘手術→抗がん剤→放射線治療→ホルモン治療
②抗がん剤→(もしがんが小さくなれば)乳房温存手術→放射線治療→ホルモン治療
の2択でした。
乳房を残したければ抗がん剤を一刻も早く始めるしかないのです。
「乳房温存の可能性が少しでもあるのならば!」と私は迷わず、抗がん剤治療を始めました。
小林麻央さんが色んな治療方法を探したように、もちろん私も抗がん剤治療をしながら、セカンドオピニオンを聞き、保険の効かない先端医療を調べ、話を聞きに行ったりしました(実のところは、憔悴していた私の代わりに、ほとんど母親が調べてくれたのでしたが)。
「免疫療法にレーザー療法、食事療法と、がんの治し方は千差万別で山程あり、どれを選ぶかは自由である。しかし、どの治療法も治る保証はない。」
そう考えると高額の治療費をかけても治らない可能性があるのは、合理的ではないと考え、治る可能性が高いからこそ標準となっている、保険の効く治療を受けるに越したことはないと心が決まりました。
それが功を奏して、私のステージ4だった乳がんは、今は無事快方に向かっているワケです。