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性感染症だいじょうぶ?キスでもうつる梅毒が激増中【性活コラム】

AV男優・森林原人の性活コラム 第29回】

経験人数延べ8,500人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人さんが、性にまつわるあれこれについて語ります。

手をつなぐ男女 突然ですが、国会議員の方やお笑い芸人の方が釈明する時に使っていた“一線”ってフレーズ、なんのことを言っているのでしょうか? 挿入ですか? 挿入しなきゃ、他の気持ちイイことをしていても一線を越えていないことになるのでしょうか?

 手をつなぐだけでも、性的興奮は得られますよ。アイドルの握手会に行くオタクの方が言っていました。「握手のタイミングで射精しちゃったことがあって、あれが過去最高の射精だった。あれをもう一度経験できるのなら一生セックス出来なくてもいい」。

 セックスって、挿入や射精によって定義されるものじゃないと思うのです。妊娠を念頭に置いた生殖としての動物的セックスではなく、僕が考えるセックスとは、「体のいずれかの器官を介して興奮や快感を覚える行為」です。性器を使わなくても、手だけでも、肌だけでも、場合によっては目や耳だけでもセックスと呼んでいいじゃないか、と。そうすることでセックスの可能性が広がり、既存のセックス観に縛られて悩んだり苦しんだりすることが減らせます。

 ただ、直接の接触が多ければ多いほど得られる興奮や快感が強くなるのは確かです。それに伴いセックスの負の一面である性感染症のリスクも増します。今回は、僕が最近お医者さんから聞いた話のなかで、より多くの女性に知ってほしいと思ったことをいくつか紹介します。

梅毒は手を握るだけでも感染する



 ここ数年で感染者数が劇的に増えている梅毒(ばいどく)ですが(国立感染症研究所の月報より)、コンドームを着用するだけでは防ぎきれません。もちろんコンドームを使用した方が感染率は下げられるのですが、フェラやクンニでも感染しますし、口腔内に傷があればキスでも感染します。

 梅毒は、皮膚や粘膜の小さな傷からトレポネーマという病原菌が侵入し、血液中に入って全身に広がっていくそうです。病変部分がコンドームで覆いきれない男性器の根元やその周辺、口や手にあればそこからも感染するのです。

 早期発見、早期治療なら完治するので、感染していても症状が一時的に治まる時期があり、気づかない可能性も考慮し、血液検査で感染の有無をはっきりさせることが重要なのだそう。

 最近になってまた流行しだした病気なので、お医者さんの中でも実際に梅毒患者を目にしたことない方が若い世代には多いらしく、経験豊かな先生を探すには、日本性感染症学会のHPに名前が載っているかどうかが一つの目安になるそうです。

喉クラミジア・喉淋菌はフェラでうつり、感染率も高い



 性感染(STI)の中で一番うつりやすいと言われるクラミジアは、性器だけではなく咽頭(のど)にも感染します。フェラによってうつることが多いようですが、ディープキスやアナル舐めでもうつります。コンドームを絶対着ける派も、フェラの時から着けているという方は少ないでしょう。現実的には、もの凄くしらけると思いますが、フェラの時もコンドームを着けることをお医者さんは推奨しています。

 ただ、されるのもするのも好きな僕からすると、リスクと楽しみをバランスよく軽減する方法として、症状が出ていなくても、双方の安全と安心のために定期的な検査をするのが苦肉の最善策だと思います。

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セックス後になるべく性感染リスクを減らすには?

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