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SNS地獄の歩き方。延々と終われないLINEにはどう返す?

「友だちとの他愛もないLINEのやりとりは楽しいんだけど、終わり方がよくわからなくて深夜までズルズル。でも、既読スルーすると感じ悪いし……」 「ママ友のグループLINEで意見の食い違いが起こって、よかれと思って仲裁に入ったら、火に油を注いでしまった……」 SNS地獄 トラブルというほどでもないけれど、こうしたビミョーな経験、誰しも経験があるのではないでしょうか?

「じゃ、おやすみ」で強制終了を!

 たしかに、ケータイやパソコン画面に浮かぶ言葉は“誤解されやすく”見えたり、読めたりします。ちょっとした語尾でカチンときたり、ささいな言い回しで「自分は嫌われているのでは」と疑心暗鬼になったり。  どうしたら、SNSで、「スルーされず、嫌われず、振り回されず、悩まず」にすむのか?  その究極の文章作法を教えてくれる一冊が、大人研究家コラムニスト、石原壮一郎さんの『SNS地獄を生き抜く オトナ女子の文章作法』(方丈社)です。  例えば、冒頭の「やりとりを終わりたいのに、延々と終わらない地獄」については、「相手も同じように終われなくて、悩んでいる可能性はおおいにある」と指摘。「じゃあ、おやすみ」など、多少強引でも明瞭に終了を宣言し、もし、何か返ってきたとしても、「相手にシメをとらせてあげたと解釈しましょう」とアドバイスします。
SNS地獄を生き抜く

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 著者の石原壮一郎さんは、「SNSの地獄な要素にとくに苦しめられているのが、ほかならぬオトナ女子のみなさん」と指摘。その理由について、こう続けます。 「他人を気遣ったり、自分の見られ方を気にしたりといった『オトナの本能』が、事態をややこしくしがちなんですね。愛する女性のみなさんが、オトナであるがゆえに苦しんでいる。そんな不憫なことはありません。  地獄から抜け出すには、オトナという鎧(よろい)を脱ぎ捨てて、素の自分と対峙(たいじ)してみることが有効です。この本は、オトナの技を伝授するいっぽうで、時には『大人げなさ』を発揮する大切さも強調しました。目には目を、大人げなさには大人げなさを。多彩な『大人力』を駆使して、地獄に立ち向かってもらえたら幸いです」
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こんなにあるSNS地獄
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