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熱血!チェーンソー修道女inマイアミ!ハリケーン復興で大活躍

 チェーンソー修道女――。

 文字面だけ見るとまるでB級ホラー映画に出てくるキャラクターのようですが、その正体は市民のために働く熱血修道女のこと。今、欧米を中心にネット上で話題になっている一人のおばあちゃんシスターのことなのです。


チェーンソーと修道服で復興のシンボルに



 現在、アメリカはハリケーンシーズン真っただ中。

 今月だけで、テキサス州を襲った「ハービー」、フロリダ州を襲った「イルマ」、その後も「マリア」「ホセ」といった大型ハリケーンが次々にアメリカ大陸に接近。今も新たなハリケーンの進路予報を大勢の人々が不安な気持で見守っている状況です。

 そんな中、話題になっているのが「イルマ」の被害を受けたフロリダ州マイアミで、復興のために大活躍している修道女シスター・マーガレット・アン。

 チェーンソーを片手に公道をふさぐ倒木を除去していたところ、その姿を映した動画が地元警察のオフィシャルツイッターに投稿され、「チェーンソーを振り回す修道女」としてたちまちネット上の人気者になったのです。


 すると、「修道服」と「チェーンソー」そして「復興」のミスマッチが話題を呼んで、欧米メディアが一斉に彼女に注目。

『CNN』が大きく取り上げた他、アメリカの公共放送局『NPR』のホームページでは「チェーンソーを持った修道女がハリケーンからの復興のシンボルに。最高だぜ!」という見出しでシスターの活動を紹介しました。

使い方はグーグルで?間違った使用法に心配の声も



チェーンソー修道女

彼女が校長をつとめる高校の公式サイトでもCNN取材をトップで紹介 Archbishop Coleman F. Carroll High School http://archbishopcolemancarroll.org

『CNN』の取材に対し、「道がふさがれて誰も通ることができなくなり、助けが必要とされていました。役に立ちたいと思ったのです」とコメントしていたシスター。

 実はチェーンソーを使うのは久しぶりだったそうで、『ABC News』によると、グーグルのお世話になってエンジンの始動方法を学び直したのだとか。

 なんでも彼女が校長をつとめる高校の生徒から「今はなんでもネットで調べられますよシスター、ただネットで質問すればいいだけ」と言われて、自らググったというのだから可愛らしい。

 それでも彼女のチェーンソー動画がSNSで話題になると、大勢の人々が間違った使い方をしていると指摘。中には、シスターがケガをするのではと心配してハウツー動画を送ってくる人もいたそうです。

 すっかり時の人となったシスターは、ネットが名付けた「チェーンソー修道女」という恐ろしげなニックネームに嫌な顔ひとつせず、逆に「これでみんながコミュニティ・ワークに興味を持ってくれるなら」と寛大な対応。

 これぞ真の「神対応」! ハリケーン被災地の一日も早い復興を祈りつつ、シスターの行動力と懐の深さを私たちも見習っていきたいですね。

Source: 『CNN』http://www.cnn.com/2017/09/12/us/cnn-nun-chainsaw-irma-miami-erin-burnett-outfront-cnntv/index.html
『NPR』http://www.npr.org/sections/thetwo-way/2017/09/13/550629622/nun-with-a-chainsaw-becomes-symbol-of-post-irma-cleanup-she-rocks
『ABC News』http://abcnews.go.com/Weird/wireStory/now-famous-florida-nun-google-figure-chain-49869004

<TEXT/アメリカ在住・橘エコ>
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橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。 ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。




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