News
Beauty

リアル『陸王』?“靴下風スニーカー”6万円超えでもバカ売れ!

 TBSで放映中の日曜劇場『陸王』は、倒産の危機に直面した足袋(たび)製造業者が一念発起して足袋風ランニングシューズ、いわゆる“足袋風スニーカー”の開発に乗り出すというもの。  実際、日本には足袋風ランニングシューズというものが存在しているようですが、その西洋版とでも言うべき“靴下風スニーカー”が2017年のファッショントレンドになりつつあるのをみなさんはご存知でしたでしょうか?

ブーム目前!2017年最もアガるデザインってどんなの?

 この“靴下風スニーカー”、多くのファッション誌が新トレンドとして取り上げていますが、特に男性ファッション誌『GQ』では「2017年最も気持がアガるデザイン」と激推し。

A distinct colour palette to brighten the darkest of seasons, arriving in stores October 27th.

adidas Originalsさん(@adidasoriginals)がシェアした投稿 –

 同誌はその歴史を振り返り、2000年頃から超軽量のニット調新素材“フライニット”を使ったスニーカーが増えはじめ、ナイキやアディダスなど大手スポーツメーカーがシュータン(甲の部分にある泥除け)なしのスニーカーを続々と発表したことに注目。  以降、アッパーレザー(靴の甲部に使用されるレザー素材)やシューレース(靴ひも)といった今までのスニーカーの標準デザインまでもが消え去り、軽くてミニマルなデザインが追求されていく中で、のっぺりした表面の“靴下風スニーカー”がスポーツ大手から次々と登場したと紹介しています。  そしてついに昨年末、複数の有名ファッションブランドが、これまでスポーツ用でしかなかった“靴下風スニーカー”をオシャレな一足として発表したことで一大センセーションに。「これは本当のブームになりそうだ」とファッション通が一斉に注目したのです。

バレンシアガの「スピードトレーナー」は若手モデルも溺愛

 一番人気の“靴下風スニーカー”は、日本でも完売状態のBalenciaga(バレンシアガ)の「スピードトレーナー」。定価6万4000円と高額にも関わらず、昨年11月に発売されるとまたたく間に完売してしまいました。  先日、追加入荷した際には欧米ファッションメディアが「満を持しての追加入荷!」と興奮気味に紹介していましたが、それもすぐにまた品切れ状態に。 『デイリーメールDaily Mail』は「もともとメンズ商品として発売されたシューズが、カイリー・ジェンナー(20)やヘイリー・ボールドウィン(20)が履(は)き話題に。2017年のマストアイテム」と紹介しています。
FENDI

FENDI公式サイトより https://www.fendi.com/us/search-results?async=false&q=Sock+Sneaker

 また、日本未発売ですが、バイマなどで人気を集めているのがFENDI(フェンディ)の「ソックス ハイトップ スニーカー」。  同ブランドでは昨シーズン、カラフルでヒールのある「ソックスブーツ」をリリースしていたのですが、2017年秋冬コレクションでは流行りに乗ってヒールのないスニーカー版を発表。定価880ドルとかなり高めのお値段ですが人気が高いようです。  他にもZARAが「スピードトレーナー」によく似たスニーカー(70ドル)、フリーピープルが「ソック・スニーカー・ブーツ」(136ドル)を発売。DKNYやMARNI(マルニ)などからも同様の商品が発売されています(すべて日本未発売)。 『クォーツ Quartz』によると、2017年1月から9月までの“靴下風スニーカー”のオンラインショップ市場は、ハイブランド商品だけ取ってみても昨年に比べて220%も拡大。すでに使用している人に言わせると、「信じられないぐらい着心地がよく、唯一無二の商品」なのだとか。  “靴下風スニーカー”の本格ブームは、いよいよすぐそこまで来ている気配です! Source 「GQ」https://www.gq.com/story/sock-sneakers-most-hyped-shoes-of-2017 「Daily Mail」http://www.dailymail.co.uk/femail/article-5009975/700-socks-sole-fashion-s-hottest-shoe.html 「Quartz」https://qz.com/1106922/how-balenciagas-700-sock-with-a-sole-became-the-hottest-sneaker-in-fashion/ <TEXT/アメリカ在住・橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ