Beauty

石けんで洗顔して氷で冷やすだけ。100年続く究極シンプル美肌術とは

クリームも美容液も塗るな、という北原式

 そのほか、本書が伝えているのは徹底的に無駄を省くこと。「シートパック、フェイスクリーム、美容液、ナイトクリーム、アイクリーム、美容オイル、日焼け止め」は、今日からサヨウナラしなさいというのです。  なぜなら、お肌のバリア機能によってどうせ表面近く(角質)までしか浸透しないし、外から保湿しすぎることで肌本来の保湿機能が働くなってしまうから。 美顔 でも…日焼け止めもNG?「日焼け止めは肌を呼吸困難にする」と本書。「日焼け止めが皮膚に蓋をし、汗も皮脂も出せなくなってしまう」って、ホント?  賛否両論ありそうですが、「紫外線はファンデーションとファッションで防ぐ」というのが本書の考え方のようです。 「北原美顔の冷水洗顔とお冷やしで、サーファー時代の日焼けも消えて美白になった」と、北原さんは書いております。わたくし個人的には、毎日の日課である日焼け止めをやめるのはかえってストレスで、これも無理(という人は多いと思う)。  女性は、いくつになってもキラキラアイテムが大好き。クリスマスコフレの発売が待ち遠しいシーズン、ウキウキする気持ちこそが美容液だったりもしますよね(あ、本書では美容液は要らないアイテムでしたっけ)。無駄かな、ってわかっていても、心の栄養になるならお金をかけてもいいと私は思うのです。  普段のお手入れは地味に堅実に、時にスパルタに行い、たまにはキラキラアイテムをチョイスする。美容方法もメリハリをきかせて、楽しくやりたいですね。  現に私、大人ニキビが完治した途端コスメカウンターに走った覚えもありますし。  私自身、北原式の冷水洗顔&お冷やしで大人ニキビがなおったのは事実。肌トラブルを抱えている人は、試してみてもいいかもしれません。 <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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