東京都市大学教授で、入浴を医学的に研究する医学博士である早坂信哉先生は、「40度以下で10分以下」の「健康手抜き風呂」タイプを推奨する一人。早坂先生によると、
40度以下のぬるま湯は筋肉の緊張をやわらげて、胃腸の働きを促進したり血流を改善するなどのリラックス効果があるそう。
健康や美容のためには「ある程度長い時間、入浴しないといけない」と思われがちですが、実は10分以下の入浴でも問題はないということ。むしろ熱いお湯や長時間の入浴では、のぼせたりヒートショックを起こしたりする危険があると指摘しています。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=782817

入浴習慣4タイプのリスク(提供:リンナイ)
また
長時間の入浴は皮膚から保湿成分が流れだすリスクがあり、皮膚の乾燥を促進してしまうのです。「健康手抜き風呂」タイプに肌荒れが少なかったのは、そんな理由が一因かもしれません。半身浴に該当する「のんびり長風呂」タイプは、「肌の乾燥」を悩んでいると回答した人の割合がとても多く、美容の面では効果が裏目に出ているようです。
ちなみに、「健康手抜き風呂」タイプは、「現在の生活を幸せだと思いますか?」という質問で
「とても幸福」「幸福」と答えた人の割合が4グループ中最も多いという結果になっています。さっと入浴するスタイルが健康的な生活につながり、日々の幸福感も上げることにつながっているのではないでしょうか。

半身浴はリラックスタイムになりますが、体と美容のことを考えたら、決して一番良い選択肢ではないということなのかもしれません。
【調査概要】
・調査主体:リンナイ株式会社
・調査時期:2017年9月30日(土)~10月2日(月)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:20~70代 男女 計960人
・調査エリア:北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州
<TEXT/佐藤まきこ>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】佐藤まきこ
女性誌のエディターやファッションビルの広告・プロモーションのプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのエディター・ライターへ。ハワイ在住。Instagram:
@hawaii_milestone