流行りの「ペターッと開脚ストレッチ」やりすぎはNG!注意点4つ
こんにちは。ヨガインストラクターの高木沙織です。
足を180度開くペターッと開脚。近頃は、開脚にまつわる書籍が多数出版され、開脚をすることでの健康効果が謳われたりもしています。実際にトライした方からは、「柔軟性が高まった」という声もあれば、「180度なんて無理」「股関節を痛めた」なんて声も。では、後者の方々はなぜ成功しなかったのでしょうか。
今回は、体を痛める危険があるNGストレッチの特徴についてお話ししていきたいと思います。
ストレッチ=伸ばせばいいと思っている方は多いでしょう。そのため、いきなり痛みをともなったりつっぱった感じがしたりするくらいまで体に無理をさせる方もいるようです。これは、筋肉を縮ませるため逆効果。また、筋繊維を損傷させて筋肉を硬くしてしまう恐れがあるNG行為の一つです。
ストレッチをする際は、伸ばすというよりも時間をかけて「伸びるのを待つ」意識でおこないましょう。違和感がない位置で姿勢をキープし、ゆっくり呼吸を繰り返して。
ストレッチをしている間、呼吸が止まってしまっている人をよく見かけます。ストレッチに集中しすぎていたり、頑張りすぎたりしているとつい息が止まってしまうのです。息が止まると体にグッと力が入り、緊張した状態になって“伸び”を妨げてしまうので、ゆっくりと深呼吸をしながらストレッチをしましょう。
ストレッチの前にゆっくりと呼吸に集中する時間を設けると、落ち着いた気持ちでおこなえるようになりますよ。
続いてはキープ時間です。やればやっただけ柔らかくなるというわけではなりません。
「開脚の姿勢で10分キープしたら、股関節や内もものあたりが痛くなって足を閉じられなくなった」、これは明らかにやりすぎです。靭帯や筋膜は90秒で伸びてくると言われているので、まずは各パーツこの時間を目安におこなうとよいでしょう。慣れてきたらキープ時間を長くしていってもよいのですが、痛みがでるまで何十分もキープするのはNG。

NG1:最初から伸びを深めようとする
NG2:呼吸が止まってしまう

NG3:キープ時間が長すぎる

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