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独身女性が泣く“ベッキー型不倫”は激減。ドライに不倫する女性たち

あえて不倫を選ぶ独身女性も

――月日が経つうち、不倫相手にのめり込んでしまうことはないのでしょうか? 亀山:もともと不倫相手との結婚を望んでいないので、ズルズル付き合うことはあっても、のめり込む女性は減っているようです。  ライフスタイルに一致するからと、あえて不倫を選ぶ独身女性もいますよ。結婚願望のない女性や、仕事最優先の女性ですね。相手が既婚男性なら、交際が長くなっても結婚を迫られないし、週末も自由に使えるから。 「(不倫だと)うちに泊まらないのがいい」とか、「家庭的な彼が好き」という女性もいましたよ。 ラブホテル======================= 実例①既婚男性2人と交際 既婚者2人と同時に付き合っているという30代前半の女性。どちらの彼も家庭を持っていることで、会う時間が調整しやすく、また、もしバレても、どちらからも責められる心配がないのがいいそうだ。誕生日などのプレゼントは双方に同じ物をリクエストし(プレゼントからバレる危険をなくすため)、1個は売りさばいて現金に変えているのだとか。 実例②「家庭を持つ彼」が好きだったのに 「彼が結婚する前に出会っていたら、好きにならなかったかも」と言う女性は、“家庭を持つ彼”に魅力を感じているとのこと。子どもの話を聞くのは好きだが、「世の中順番なので」と、自分が彼の子を産み育てることは望んでいない。彼から「家庭を捨てて君と一緒になる」と言われて即別れた。 ――不倫が変化したのは、どうしてだと思いますか? 亀山:スマートフォンの普及が大きいでしょうね。今はトークアプリなどで手軽に相手と連絡が取れるので、不倫は「耐える恋」ではなくなりました。そのため、「ひたすら待ったり、つらさを伴ったりするなんてバカらしい」と感じるようになったのだと思います。  あと、親が離婚した家庭で育ち、結婚に夢を抱けない人が増えたことも、関係しているかもしれませんね。 =============================  妻と過ごす彼を思い嫉妬に泣くような不倫は、もはや少数。今やメリットもデメリットも理解した上で、「不倫を楽しんでいる女性が多い」と言う亀山さん。  ただ、どれだけリスク管理ができていても、妻にバレることはあります。不倫の変化に伴い、妻バレ後の顛末はどう変わっていったのか? 次回はそのあたりをお聞きしてみようと思います。 ―不倫の最新トレンド Vol.1― 【亀山早苗】 フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数 <TEXT/千葉こころ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
千葉こころ
自由とビールとMr.Childrenをこよなく愛するアラフィフライター&編集者。 人生後半戦も夢だけは大きく徒然滑走中
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