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専業主婦は2億円損!? 夢の“奥さま人生”のシビアな現実

 目指せと言われても…年収1500万円の男性をゲットするなんて「宝くじよりずっと確率の低いギャンブル」と本書に言われるまでもなく、相当難しいことはわかりますよね。  高収入男性のほど、多忙です。目もかなり肥えています。まず間違いなくモテますから、浮気のリスクも高いかもしれません。

働き続ければ「夫を選択する自由」が手に入る

 超高年収の限られた男性を探して、わざわざ選択肢を狭めることはないのです。それよりも自分が働く前提で、「本当に自分に合う男性」を探したほうが、幸せを掴む可能性は格段に上がりそう。 女性とお金 もちろん現在の年収が男女とも800万である必要はなく、まじめに働いていて、将来的に年収800万に届きそうな人を探す(自分もそれを目指す)のが正解。  本書は「今後増えるのは同類婚」と推測しています。「賢い男子は自分が余分に2億円稼ぐよりも、一緒に稼いでくれる女性を選んで“4億円分の幸せ”をつかもうとする」のです。 「自分で稼いだお金は、これまでどおり好きなように使いたい。今時の男子の本音であり、今や女性とさほど変わらない給料で妻子を養うのはつらいのが昨今のリアル。女性だって、働きながら家事育児の全部をこなすのはしんどい。お互いのつらさとしんどさをトレードしつつ、4億円を目指すのが『同類婚』」。  宝くじよりもはるかに率の良い「2億円×2の同類婚」。コツコツと頑張って働くあなた自身が宝くじの“当たり”なのだと誇りを持ち、自由にパートナーを見つけるのが幸せへの早道だと、本書は厳しくも温かく指南しているのです。 <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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