我が子が発達障害だったら…ピアニスト野田あすかさんと両親の35年

早期発見が大事…でも親はなかなか認められない



 実はストレスを感じさせることが、二次障害である解離性障害の一番の原因になるのです。あすかさんの両親は、ストレスを感じさせないにはどうしたらいいか、よく夫婦で話し合ったといいます。

「『それはストレスを感じさせるような一言だ』というときは、夫からサインがきます。もう少し早く発達障害だとわかっていたら、もしかして二次障害を避けることができたんじゃないかとも思います。

 あすかが話しやすい環境を作ってあげられなかったということに対しては、今でもすごく心が痛みます」(恭子さん)

 発達障害に関しては、早期発見、早期治療が何よりも大事だといいます。自分の子がもしかしてと思っても、なかなか診断を受けるには勇気がいりますし、万が一、発達障害と診断されても、そう簡単に受け入れることができないという声も耳にします。

ランドセル「受け入れることはすぐにできるものではないと思うんです。私も教員をしていたので、周りにはそういう子達がいますけれども、やはり一つ一つ時間がかかるんですよね。

 特に母親の場合は、自分のお腹を痛めて産んだ子なので、『なぜ自分が障害のある子を生んでしまったの?』とか『自分のどこが悪かったの?』と考えてしまいますから。

 それと、私たち家族だけではなくて、夫の家族もいれば私の家族もいるので、そういった人たちの中で『認める』というのはすごく時間がかかるんですよね」(恭子さん)

2016年、ついにプロのピアニストに



 あすかさんはその後、宮崎大学を中退し、宮崎学園短期大学音楽科の長期履修生として、ピアノの先生に師事し、レッスンを続けます。そして演奏会にも出演、努力の甲斐あって2016年、ついにプロのピアニストとしての活動をスタートさせます。

野田あすかさんステージ写真「20歳位になって、あすかは入退院を繰り返して苦労したのですが、『ピアノ』については、今となって考えると、小さい頃に私たちが知らないで厳しく言っていたことが、結構役に立っているんです。

 ピアノだって、当時は嫌々でしたから。毎日わんわん泣きながらピアノを弾いていたのです。お母さんが毎日弾かせてたんですね。あすかの場合は、それが今になってとても身になっているわけですから」

 父の福徳さんはピアノについては、基礎が身についたので、厳しく練習をさせていて良かったと言い、小さい頃を振り返りました。

「本を出して、ステージに立つようになってからここ2年間、それまで何度も繰り返していた入退院をしていないんです。なぜかというと、自分のステージがあって、ピアノを弾くことで、人に幸せを感じてもらうことができるって気づいたからだと思います」(恭子さん)

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