「Yさんが、百貨店の催事にハンドメイドヘアアクセの店を出すことになったのです。他のサロネーゼさんに誘われて行ってみると、なんとプラスチックのヘアクリップが7000円で売られていました。それを見た瞬間、これに7000円払うならブランド物を買った方がいいなぁ…と思いましたね。
一緒にいたサロネーゼさんは嬉しそうに買っていましたが、彼女の持ち物を見るとハンドメイドのバッグにリボンのアクセとサロン同士の付き合いで買った物ばかり…。
サロネーゼの世界では通用しても、世間では通用しない品ということにハッキリ気付いたんです」
やがて子供の小学校入学をきっかけに、理香子さんは自宅サロンを辞めて会社員に復職したといいます。

「社会復帰して分かったのですが、やはり
この歳になると手作りの物ではなく良い物を持ちたいと思いましたね。子供も小学生になり、ママとお揃いの物を付けるという年齢でもありませんし…。
これからは自分の稼いだお金で、自分の欲しいものを買いたいと思います」
自分でサロンを経営し自立することは素晴らしいと思いますが、やはりどの世界にもある女同士の付き合いというものは面倒なもののようです。
<TEXT/カワノアユミ>
【カワノアユミ】
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。海外夜遊び歴13年。編著書に『
旅の賢人たちが作った最強ナビ』(辰巳出版)など。ツイッターアカウントは
@ayumikawano