橋本奈々未(2017年2月 乃木坂46卒業)勉学に励んでいる?
2011年に乃木坂46の1期生としてアイドル活動をスタートさせた橋本奈々未は、2016年10月にラジオ番組で2017年2月に乃木坂46を卒業し、芸能界から引退することを明らかにしました。その理由は、なんと家庭の経済状況の変化。
「橋本奈々未写真集 2017 」小学館
もともと彼女の家は決して裕福とは言えず、弟の学費を稼ぐためにアイドル活動をしていたというのです。しかし母親から「無理しないで好きなことをして」と言われたことで、引退を決意。
現在、どのように彼女が暮らしているかは不明ですが、卒業前に「英語をしゃべれるようになりたい」「秘書検定をとりたい」と語っていたことから、勉学に励んでいる可能性が高そうです。
前田敦子(2012年 AKB48卒業)映画女優として個性を発揮
AKB48の絶対的エースとして、結成当時から中心メンバーだった前田敦子は、2012年に卒業。
前田敦子「もらとりあむタマ子」キングレコード
もともと彼女は、デビュー前に秋元康に将来のヴィジョンを聞かれた際すでに「演技がしたい」と答えており、卒業後は主に映画女優として活躍の場を広げています。
メジャーな作品にこだわることなく、ミニシアター系作品でも主役を演じるなど個性ある女優としてのスタンスを築きはじめており、本来の持ち味である「マイペース」な「変わり者」としての魅力をいかんなく発揮しているように思います。
嗣永桃子(2017年6月 ハロー!プロジェクト卒業)幼児教育の道へ
2004年にBerryz工房結成メンバーとなり、ハロプロ内ユニット・Buono!のリーダー、カントリーガールズのプレイングマネージャーとしての活動など、2017年までアイドル街道を駆け抜けた嗣永桃子。
「嗣永桃子ラストライブ ありがとう おとももち」ピッコロタウン
「かわいすぎて、許してにゃん♪」のキメ台詞とももち結びと呼ばれるツインテールを武器に、その言動やスキャンダルなしの品行方正さなどからアイドルとしてパーフェクトな存在と称えられていました。
が、2012年に自身のブログで大学に通い教育実習に出ていたと発表したあたりから、彼女の進む道がアイドルだけではないことが発覚。2017年6月に幼児教育の道へ進むことを理由に芸能界を引退しています。
近い進路では、2016年5月にモーニング娘。’16を卒業した鈴木香音も「福祉の勉強をしたい」として、芸能活動に終止符を打ちましたね。
自身の目標のためにきっぱりと芸能界を去った嗣永桃子ですが、彼女の作り上げたアイドル像はこれからも生き続けていくことでしょう。
辻希美(2004年 モーニング娘。卒業)ブログ炎上常連のママタレントに
2004年にモーニング娘。を卒業した辻希美。その後もハロー!プロジェクトに所属し、アイドル活動を続けていましたが、2007年にギャル曽根、時東ぁみとともに新ユニット「ギャルル」を結成した直後、俳優の杉浦太陽との間に第一子を妊娠していたことが発覚。
「辻希美のズパゲッティでつくるバッグ&小物」ひとみ出版
これによりほぼ強制的にアイドル活動を休止することになりました。その後はベビー服ブランドを立ち上げたり、ブロガーとして人気を博すなど、ママタレントとして活躍しています。
しかし度重なるブログ炎上で、ママタレというよりは”炎上タレント”のイメージが深く根付いてしまったような……。
加護亜依(2004年 モーニング娘。脱退)スキャンダルだらけの波乱万丈の人生
加護亜依は2004年に辻希美とともにモーニング娘。を卒業。その翌年、写真週刊誌に未成年での喫煙写真が掲載され、謹慎処分となりました。
しかし2007年頃には本人の強い希望やファンからの復帰の要望もあり「20歳の誕生日あたりに復活か?!」と囁かれていた矢先、男性との温泉一泊旅行と再度の喫煙報道が…。これにより事務所の契約も解除され、事実上の活動停止となりました。
その後、公式ファンクラブやブログなどを立ち上げて再びアイドル活動をスタートするも、2009年には不倫報道、2011年には交際相手の男性が逮捕されるなど、もはやスキャンダルでしか名前を見ないような存在に。
2011年に結婚・出産の発表がありましたが、2015年にはその相手とは離婚。2016年には別の男性と再婚を発表し去年は第2子を出産しています。改めて見ると、ここまで波乱万丈な元アイドルの人生ってなかなかないですよね……。
その他、AKBグループでは、卒業後に「元AKB」の肩書きが通用しなくなり、宮澤佐江や島崎遥香のように収入が激減してしまう現象も見られます。
一方、元HKT48を脱退後に「モテクリエイター」として活動を始め、アイドル時代の100倍の収入を得ている菅本裕子のような例も。
引退後のアイドルのその後の人生は、悲喜こもごものようですね。
<TEXT/もちづき千代子>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:
@kyan__tama