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小室哲哉も?“プラトニック不倫”で癒しを求める人たち

 いつ彼とセックスの関係をもってもおかしくはない。「いつかエッチしようね」と言い合ったこともある。だが、まだしばらくは今の関係のままだろうし、それがいいと思うと彼女は真顔で言った。

好きだけど…一歩を踏み出せない理由

 互いに好きだが、先のことを考えるとどうしても一歩踏み出せない関係もある。30歳独身のリサさんは、現在上司である彼とたびたびふたりきりで会っている。第三者からみたら「つきあっている」状態だ。 食事デート「彼は一回り年上の既婚。定期的にふたりで食事に行ったり飲みに行ったりしています。お互いに好きだということもわかっていて、一度だけホテルへ行きかけたことがあるんです。  でも『ここでしちゃったら不倫になる。そうしたらいつか別れがくるかもしれないし、課長の奥さんにバレて大変なことになるかも』と言ったら、彼も我に返ったようでした。それでも会うのはやめられないんですが……」  自分は独身だから失うものはない。だが好きな彼を家庭的にも社会的にも失脚させたくないとリサさんは思ったそうだ。肉体関係をもってこそこそとしか会えなくなるよりは、男女関係をもたなくてもいいから長くつきあっていたいとも思ったという。  それぞれに「恋愛感情」をもっている。セックスさえしなければ不倫ではないのか、恋愛感情をもっただけですでに批判されるものなのか。プラトニック不倫と男女の愛ある友情は違うのか。男女の数だけ関係がある。そこに名前をつけようとするのは無粋なことなのかもしれないとさえ思う。 <TEXT/亀山早苗> 【亀山早苗】 フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数
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