小室哲哉の不倫疑惑に、「私も不倫を…」 夫を介護する妻の本音
<亀山早苗の不倫時評――小室哲哉(59)の巻>
次々と報道される有名人の不倫。その背景にある心理や世相とは? 不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)
今年一発目の文春砲不倫編は、小室哲哉さん(59)だった。
2002年に結婚した歌手のKEIKOさん(45)は、11年にくも膜下出血で倒れ、現在もリハビリ中。小室氏はときおり彼女の様子をツイッターなどにも上げていた。
84年にTM NETWORKとしてデビューした小室氏は、90年代にはTRF、安室奈美恵、そしてKEIKOのいたglobeなどをプロデュース。「小室ファミリー」の楽曲は爆発的に売れ、「音楽史上に歴史を刻んだプロデューサー」として輝かしい業績を残した。だがその後、事業の失敗などで財政難となり、08年には著作権譲渡による詐欺事件で逮捕される。そのとき彼を支えたのが、妻のKEIKOさんだ。
それだけに今回のことは、「悪質な夫の裏切り」として注目を浴びている。妻が闘病中の夫の不倫は、ただでさえ批判の的となるのだ、当然のことながら。
文春によれば、相手はバツイチシングルマザーの看護師A子さんだという。小室氏がニンニク注射を受けていたクリニックに勤務していた。KEIKOさんが元気だったころからの知り合いだったようだ。
このところ妻を大分の実家に帰すことが多かったという小室さん。ただ、これが彼が彼女と会うために妻を実家に帰していたのか、妻が実家のほうが居心地がよかったので帰りたがったのかは定かではない。細かい夫婦関係については、はたからはわからない。
小室氏は文春の取材に答えているのだが、もちろん理路整然とした釈明にはなっていない。彼自身も昨年、ストレスから入院したそうだが、妻がそれをきちんと理解しているかどうかもわからないのだという。自分の部屋でA子さんと一緒に寝たことは認めているが、「すべて誤解」「誤解以上」だと弁明している。
個人的には、このニュースを知ったとき、「せつない」と感じた。妻と心の奥底での交流ができず、つい他の女性に走ってしまう夫の気持ちもせつないし、立場上、そんな男性の気持ちを理解して受け入れてしまうA子さんの思いもせつない。そしてなにより、すべてをわかっているのかいないのか、リハビリに努めるしかないKEIKOさんを思うとやりきれない気分になる。
小室さんは近いうち会見を開く予定だという。
批判されて当然な小室さんだが、一方で、「彼の気持ちがすごくわかる」という女性もいた。その理由を聞いてみると――。
小室哲哉の絶望期を支えたKEIKOだったが…
小室哲哉は不倫疑惑を「誤解」と弁明
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