“日本一売れたアーティスト2017”は安室奈美恵。では世界一は誰?
27日「第32回日本ゴールドディスク大賞」が発表され、安室奈美恵がこの1年間に最も活躍した「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の邦楽部門を受賞した。1997年以来、21年ぶり2度目の受賞だという。
安室奈美恵の25周年ベストアルバム『Finally』(昨年11月発売)は、すでに売上200万枚を突破しており、これに有料配信の売上も加えた実績が、同賞の基準になる。

一方、世界の音楽シーンで最も活躍した人物がこのたび発表された。
国際レコード・ビデオ製作者連盟(IFPI)の発表によると、「2017年に世界で最も楽曲が売れたアーティスト」はエド・シーラン(27)。
昨年リリースしたエド・シーランのアルバム『÷(ディバイド)』は、世界36地域でマルチ・プラチナ認定(200万枚、DL等を含む)されたというから、ケタ違いの大ヒットだ。
結果、エドはドレイクやテイラー・スウィフト、ケンドリック・ラマー、ブルーノ・マーズらを抑え、IFPIグローバル・レコーディング・アーティスト賞を受賞する。
ワーナーミュージック・グループUKのCEOマックス・ラウザダ氏は、こうコメントしている。
「最も売れた曲そして、アルバムと共に世界で最もビッグなアーティストとなることは、何年にも渡る大望や創造力、そして地球規模で懸命に仕事をしたことの証です。エドは本当に、素晴らしい作曲家でヴォーカリストそしてパフォーマーであり、唯一無二の物語の語り手であります。
彼はいつもファンと真摯に向き合い、他の事を差し置いて彼らを大事にしているのです。イギリス、アメリカでのアトランティックのスチュアート・キャンプ他、エドの素晴らしい成功に貢献したワーナーの全ての皆様に祝福をしたいと思います」
一方、主催側IFPIのチーフ・エグゼクティヴ、フランシス・ムーア氏はこう話す。
「エド・シーランのIFPIグローバル・レコーディング・アーティスト賞2017受賞は素晴らしいことです。エドの成功は凄まじく、また真にグローバルなファンたちと繋がった曲を作り、演奏する彼の能力の証明でもあります」
また、IFPIによると、世界で最も売れたシングルもエドの「シェイプ・オブ・ユー」で、こちらも世界32ケ地域でプラチナ認定された。同じアーティストのアルバムとシングルが、その年に最も売れた楽曲となるのは今回が初だという。
「今年のトップ10はまさにポピュラー音楽を代表する顔ぶれとなりました。アーティスト一人一人が作品の中に潜む才能とエネルギーを通して、音楽業界に独特なインパクトを与えています」
IFPIのムーア氏がこう話す通り、世界で最も売れたアーティスト2017のトップ10に入ったアーティストはすごい顔ぶれとなっている。
<世界で最も売れたアーティスト2017>
1. エド・シーラン
2. ドレイク
3. テイラー・スウィフト
4. ケンドリック・ラマー
5. エミネム
6. ブルーノ・マーズ
7. ザ・ウィークエンド
8. イマジン・ドラゴンズ
9. リンキン・パーク
10. ザ・チェインスモーカーズ
<TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
