「連絡くれないので死にます」ストーカー化した港区女子の失敗
“ハイスペック男性と付き合えた♪”と、舞い上がる女性は多いものです。
ところが「この彼氏を逃してたまるものか」と必死にすがりついたあげくに、フラれてしまうケースもしばしば。
サクラさん(仮名・当時27歳)は女優志望でした。
芸能界歴は10年ほどですが、名前を知る人はほとんどいません。たまにサスペンスのエキストラや劇団の芝居に呼ばれるぐらい。でも、タレント友達は多く、その友達を紹介する係として、港区で遊ぶハイスペ男性たちと結構つながりがありました。
港区女子の中でも芸能系は特に重宝されます。
「ほら、私、芸能だからコネあるよ。あのブランドの展示会いく?」「◯◯さん(大物芸能人)と飲んだことあります」なんて言われると、ハイスペ男性のミーハー心もくすぐられて前のめりになります。
日々オーディションにさらされる彼女たちにとって、男性の前でいい女を演じるなんて朝飯前です。
またハイスペは、意外にタレントをよく知りません。テレビを見るヒマもあまりないし、現実の女性と接する機会が多いので、芸能界にうとい人が多いのです。
サクラさんもそんな芸能界志望のうちの一人でした。女優になる夢はパッとしないけれど、結婚してセレブ妻枠を狙いたい。そんな気持ちもありました。
そして27歳の時に外資系銀行勤務で帰国子女のハイスペ、ヨウスケさん(仮名)と付き合い始めました。
ところが交際2年、自宅へのマーキング(わざと忘れ物をしたりして自分の痕跡を残す)や、度重なる“鬼電”(やたらと電話する)、そして依存をしすぎたことで、ヨウスケさんから別れを告げられてしまいました。
忙しいハイスペ男性は、束縛されない自立した関係を好みます。でも、サクラさんは仕事がうまくいかない欲求不満までもヨウスケさんで埋めようとして、依存したのです。
ここで、サクラさんはさらに復縁不可能になる事態を起こしました。
ストーカー化したのです。
女優が色々な自分に演じるかのように、色々なトーンで思い出を語る手紙をたくさん書いて、自宅に足を運んでポストに投函。連絡がないヨウスケさんの家の下で待ち伏せしたり、携帯電話を鳴らしまくったりしました。
「会えたら、一目会えたら嬉しいの」…そんなメールも送りました。
ある時は、サスペンスのように「連絡とれないので、死のうと思います」とメール。
ある時は、家出少女のように「終電なくて近くで飲んでて行き場がないんだけど、泊めてもらえたりしないかな?」とメール…。
筆者の身近に、なんとストーカー化してしまった港区女子(港区勤務&在住のハイスペ男性を狙う女性たち)がいました。今回は、別れぎわの悪あがきによってハイスペ男を逃したパターンをご紹介します。
港区女子の中で重宝されるプチ芸能系
自宅で待ち伏せ、メール攻撃…
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