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水原希子も賛同!荒木経惟、ヌード撮影の強要を長年のモデルが証言

 写真家・荒木経惟氏のモデルを2001年から約15年つとめてきたダンサーKaoRiさんが公開した文章が反響を呼んでいます。 その知識、本当に正しいですか?』と題された文章について、KaoRiさんは自身のTwitterで「大人を信じるのはやめて、自分を信じられる大人になってほしい(原文は絵文字あり)ようやく気づいた私の失敗談」とコメントしており、彼女が“アラーキーのミューズ”と呼ばれた関係についての実際が記されています。  その記述によれば、荒木経惟氏とKaoRiさんは、恋人関係ではなく、完全に写真家とモデルだったにもかかわらず、契約書もなく、また無報酬だったことも多々あったといいます。  加えて、荒木経惟氏のプロモーションのために、部外者を無断で入れてヌード撮影を強要された様子や、その際の荒木氏の発言・態度が綴られています。  また、荒木氏に環境の改善を求める手紙を送った際には、無視されたり、彼が作成した書面にサインを強いられたなど、荒木氏および有限会社アラーキー代表者の彼女の申し出への対応も記されています。
荒木経惟

荒木経惟「72歳」ワイズ出版 2012/11発売

 なお、KaoRiさんは文章の冒頭部分に、「信じる信じないに関わらず、me tooも関係なく、彼の作品鑑賞の一つの視点にしてもらえたらそれでもう十分なのです」と述べた上で発信しています。  4月11日時点で荒木氏からコメントは出されていないため、事実関係はまだわかりません。

水原希子もヌード撮影中の強要を証言

 KaoRiさんが声をあげたのに応えて、モデル・女優の水原希子が4月9日に自身のインスタグラムで賛同を表明しました。(ストーリー機能での投稿のため24時間後に消えており、現在は見ることができません)

i_am_kikoさん(@i_am_kiko)がシェアした投稿

 水原希子はKaoRiさんの文章中にいくつか赤線でアンダーラインを引いた上で、このようにコメントしました。 「かおりさん 長い間どれ程苦しかったか、想像するだけでも心が痛みます。勇気をもってこの話をシェアして下さった事に感謝します(中略) モデルは物じゃない。女性は性の道具ではない。 みんな同じ人間。心を交わし合う事を忘れてはいけない。」  加えて、自らも撮影時の強要の経験があったことを語りました。 「私も20代前半の頃ある企業の広告撮影で上半身裸になって手で胸を隠して撮影をする事があったんだけど、 その時だけ何故か沢山の男の人、多分上層部であろう20人ぐらいの社員の人達がスタジオに来て、 裸だから撮影中は見られたくないと伝えたけれども、写真を確認しなくてはならないからと言う理由で、結局、仕事だからと拒否できないんだよと言う理由で、 沢山の男性に裸を見られる環境の中で撮影を強いられた事があった。 もちろん撮影中、緊張して固まってしまった。」  その上で、「荒木さん あなたにとって女性とは一体何ですか?」とし、 「私も何度も撮影をして頂いた事もあったからこそ、 シンプルに、残念極まりないです。」と結んでいます。

別の女性も荒木氏からの被害を昨年告白

湯沢薫さんのフェイスブック投稿

湯沢薫さんの2017年8月5日フェイスブック投稿より

 荒木氏からの被害を告白した女性はKaoRiさんの他にもいます。  かつて湯沢京名義で雑誌「Olive(オリーブ)」などでファッションモデルとして活躍した湯沢薫さん(現在は美術家に転身)は2017年8月5日に自身のフェイスブックへの投稿で、19歳の時に雑誌の仕事を荒木氏と一緒にした際、 「その時、私は荒木経惟氏から性的虐待を受けました。その行為はレイプではありません。細かい詳細をここでお話しするのは辛いですが、これは、私にとっては本当に恐ろしい経験でした。」 と記しています。 「この事件が起こった後、私は精神病院に行かなければならない精神状態になり、何度もセラピーを受け、モデル業を休業しなければならない状態になりました。」とし、また「彼の顔の写真と彼の作品を見た後、私は未だに、嘔吐してしまいます。(中略)この恐ろしい思い出は、私の頭と私の心の中でまだ深く生きています。」と25年以上経過した今も悩まされる被害の深さと長さを綴っています。
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現在開催中の荒木氏の展覧会でも告発に言及
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