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職場の“ぶりっこ”にイラッ。なんで上司のももに手を置くの!?

 ひと昔前に「ぶりっこ」と言われたタイプの女性は、絶滅したのでしょうか? その答えはNOです。「ぶりっこ」、つまり「女を全面に出す女」たちは、もっと進化してこの世に潜んでいます。
女を全面に出す女

写真はイメージです(以下同じ)

 彼女たちの計算が、同じ女性には透けて見えることもしばしば。しかし、多くの男性にはそれを見破る能力が備わっていないのです――。

その「違和感」は、女性同士にしか分からない

 IT企業の営業部で働くワタルさん(31歳)は、別部署で働く彼女・サオリさん(27歳)から、以前こう言われたことがありました。「前から思ってたんだけど、マユコって、ちょっと変わってない?」  マユコさん(27歳)と言えば、ワタルさんの部署の後輩。華やかなロングの巻き髪で、いつも香水の甘い香りがする既婚女性です。何かと気が利き、仕事もそつなくこなすというイメージを持っていたワタルさんには、サオリさんの言葉があまりピンと来なかったのだと言います。  それから数週間後の、部内ミーティングの後のこと。会議室を出るとき、ワタルさんが落としたペンを拾ってくれたのがマユコさんでした。ワタルさんが「ありがとう」と手を出しかけると、マユコさんはペンをワタルさんのジャケットの胸ポケットに差し、首を少し傾げながらニコッと微笑んだのです。 ――ちょっと変わってない?  その瞬間、ワタルさんはサオリさんの一言を思い出したのでした。 「普通は手から手に渡しますよね。距離が近くてびっくりはしました。人よりかなりフレンドリーというか。変わってるって、こういうことを言ってたのかなと」

職場でもハートマーク、ボディタッチを欠かさない

 ある朝、出勤してきたマユコさんは、ワタルさんの顔を覗きこむと、「髪、切りました? かわいい!」と一言。「席はだいぶ離れてますけど、こっちまで聞こえましたね(笑)」  そう話すのはサオリさんです。「職場の男性に『かわいい』はどうかと思いますが……。でも、彼女の場合ワタルだけにあの態度というわけではないんですよ。相手を選んでいる感じはあるんですけど」 メールにハートを多用 例えば社内チャット。マユコさんから男性社員宛のメッセージには、惜しげも無くハートマークが多用されているのだそう。ただ、基準は不明ですが、どうしてもハートマークが使われない男性というのも、なかにはいるとのこと。その場合は、ハートマーク以外の可愛い絵文字が代用されるのだとか。  また、飲み会での席は必ず男性の隣。どんな話も楽しそうに聞きながら、さりげなくももに手を置くなどのボディタッチも欠かしません。上司や先輩に対しても、敬語の中にうまくタメ口を混ぜて、親しげに話すのです。それでいて、誰かのお酒が無くなりそうなときにはすぐに気づいて声をかけたり、料理も手早く取り分けてくれる……。男性陣にとっては、一緒にいてとても気持ち良く過ごせる女性なのかもしれません。 「スカートはいつもタイトミニですけど、飲み会の日は全体的に体のラインが出る服で来ますね。上司のタバコの火もつけてあげたりして、キャバクラみたいですよ。男性は嫌な気しないと思いますが……」  サオリさんは、マユコさんの男性に対する接し方をきっかけに起きた問題について話し出しました。
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マユコが女性を黙らせる、無敵の一言とは?
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