学生ノリの接客にドン引き…変な店はいいけどルール化するとサムい
こだわりの店ほど、店独自の決まりを持つものだ。しかし、こだわりすぎるとおかしなことになる。店の独自ルールについて、驚愕の実態を探った!
赤羽を中心に、多数の街で出合う不思議な日常を描き続ける漫画家・清野とおる氏に、ローカルルールについて話を聞いた。
「赤羽はとにかく酒場が多い街なんです。だから、変なローカルルールがある店も結構ある。例えば、『店頭で焼いている串を、店員に断らずに自由に取って食べていい串焼き屋』、『追加注文すると怒られる店』とか。あとは『ホッピーの焼酎は凍った状態で出てくる店』なんていうのもありますね」
基本的には、酒を飲むときは干渉されずに静かに飲みたいタイプだと語る清野氏。だからこそ、ローカルルールのなかでも特に嫌いなのが「学生ノリ」な店らしい。
「変なコールや挨拶とかがある店、苦手です。店側が『ほら、これ、おもしろいでしょ?』と得意げに出してくるものって、たいていサムいじゃないですか。そんなものを見せられて、強制参加させられるのって、興ざめですよね。
僕自身、確かに変な店は好きですけど、それは『店主が天然ゆえに、どんな行動をとるか予測できない緊張感』が好きなんです。ルールになってしまうと、いつ行っても同じことの繰り返しで、新鮮味がなくてつまらないんですよ」
変なルールを作ってユニークな店を装っても、しょせん天然モノにはかなわない……ということか。
【清野とおる氏】
漫画家。赤羽で出会った人々との交流を描いたエッセイ漫画『東京都北区赤羽』が人気。近刊に『ウヒョッ!東京都北区赤羽』(1)~(2)がある
<取材・文/青柳直弥 青山由佳 高木瑞穂 藤村はるな 八木康晴(本誌) 取材アンケート協力/メディアパーク>
※写真はイメージです。本記事とは関係ありません
― 飲食店のローカルルールに唖然【7】 ―
店のサムいギャグを見せられるとその時点で興ざめです!
『ウヒョッ!東京都北区赤羽(1)』 この漫画は全て実話です! 「赤羽」という街の真実を是非皆さんに知って頂こうと、漫画家清野とおるが身も心もすり減らしながら誠心誠意でお届けする実録漫画です! |