私語NGの喫茶店から、自分で味つけする中華まで、客はボーゼン
こだわりの店ほど、店独自の決まりを持つものだ。しかし、こだわりすぎるとおかしなことになる。店の独自ルールについて、驚愕の実態を探った!
冗談なのかマジなのか、思わず客がドン引きしてしまうような独自のシステムをとっている店も多い。
「都内にある喫茶店は“真剣にコーヒーを味わってほしい”と、店内すべて会話が禁止。しかも30分たつと追い出される。ハッキリ言って居心地は最悪」(33歳・男性)とストイックなシステムの店や、「群馬の大衆食堂ではご飯を残すと『絶対に食べなさい』と必ず“おにぎり”にして持たされる」(38歳・女性)と、ありがたいのだが夏など場合によって傷んでしまって困るのでおせっかいになりかねない店も。
そして、「名古屋市内の串揚げ屋で“食べ終わった後の串は足元に捨てる”というルールがある店。食い散らかした串が散乱している様が生理的に無理で、二度と行けない」(42歳・男性)。
独自のシステムというよりただのズボラでは?衛生面が心配だ。
また従うには恥ずかしいものも。
「富良野にあるカレー屋。おかわりのルーを注文するときに『ルールルル~♪』と“北の国から”でキタキツネを呼ぶように注文しないといけない。恥ずかしくて注文をためらう」(41歳・女性)
場所が場所だけに、なりきってみるのもアリかもしれないが……。
もはや飲食店なのか?と疑ってしまうルールもある。
「大阪市内の中華料理屋で炒飯を頼んだら味が全然付いていなかった。文句を言うと『自分で味つけするシステムだから』と調味料セットを渡された。怒りを通り越して呆れた」(39歳・男性)
果たしてそれは“料理”なのか?
そして、器にこだわる店も多い。
「都内の居酒屋は串焼きが洗面器に入れられて運ばれてくる」(27歳・女性)、「北海道の某ラーメン屋は容器が洗面器。食欲がなくなる」(49歳・男性)と、なぜか洗面器が大活躍。「埼玉の喫茶店でアイスコーヒーを頼んだら巨大な金魚鉢が出てきた」(35歳・女性)。
変わった器は何のアピールなのか……。“郷に入れば郷に従え”とはよく言うが、入っちゃった客としては複雑である。
※写真はイメージです。本記事とは関係ありません
― 飲食店のローカルルールに唖然【5】 ―