その「ほうれい線」…食生活のせいかも!オバ顔にならない食べ方のコツ
(4)抗糖化の食材を取り入れる。
スプラウトの生産・販売を行っている「村上農園」によれば、スルフォラファンという成分が豊富に含まれる「ブロッコリースプラウト」には、糖化を抑え、AGEをできにくくする働き、AGEの働きを抑える働きがあるそうです。つまり、いつものサラダにブロッコリースプラウトをトッピングする習慣をつけていくのは有効です。
また、同志社大学糖化ストレス研究センターの報告によると、糖化反応を抑制する“素材”が見つかっています。以下の食材の中で自分が取り入れられそうなものを見つけてみましょう。
●健康茶:玄米茶、紅茶、甜茶、緑茶、どくだみ茶、ジャスミン茶
●野菜・ハーブ:モロヘイヤ、ふきのとう、新生姜、春菊、サニーレタス、ヨモギ
●発酵食品:豆味噌、米味噌、赤ワイン、ゴーダチーズ、チェダーチーズ、黒豆納豆
(5)果物の摂り過ぎに注意する。
糖の中でも、「果糖」やとうもろこしを原料とする「異性化糖」には、ブドウ糖の約10倍ものAGEが作られやすいとの報告があるそうです。ビタミンCや食物繊維を摂取しやすい「果物」には果糖が豊富に含まれますから、食べ過ぎには要注意。
また、異性化糖は清涼飲料や菓子パン、冷菓などの原料に使われる安価な糖類ですので、原材料表示に意識を向けてみるのも賢明です。「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」「コーンシロップ」といった表示があったら、異性化糖のことなので注意してください。
※主な参照元
1.村上農園ニュースレター「SPROUTING」No.5
2.「糖化による疾患と抗糖化食品・素材」米井嘉一監修(書籍)
3.同志社大学糖化ストレス研究センター「“抗糖化”で健康長寿の社会を実現!」
<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
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【スギ アカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。@akatsukinohanaスギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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