ひ弱な怠け者にぴったりのピラティス、基本のき/漫画家・松井雪子
ゆるゆるとピラティスを12年間楽しんで、その後、3年ほどなまけものの自分にしては血へどをはくような修行を続けて、いまはインストラクターになりました。
長く生きる自信がなかった学生時代。地球の重力に負けそうだった若かったころ。そのころに比べると、ピラティスのおかげでいちばん元気で、体力があります。
スッポンパワーやロコモアサプリなどに頼って生き延びるはずの年齢ですが、自分でもびびるくらいまだまだ若いもんには負けません。
ピラティスを教えているときは「ピヨ子」と名乗ってます。ピヨピヨひよっこなので、こんな名前にしました。生徒さんから「ピヨピヨさん」とか「ピヨ先生」と呼ばれると、あたらしい自分がうれしくて、「ああ、長生きできてよかったなぁ」としみじみ思います。
<ピラティスの立ち姿勢>
①かかとを合わせて、つま先はこぶしひとつ分あける。
②おへそは背中のほうに引き込む。おしりは小さくキュッ。内腿を寄せて、かかとに重心。手の中指をくるぶしのライン上に。鎖骨は開く。
③つむじとかかとを引っ張り合う。背骨・首の骨がぐんぐん伸びながら、頭が空にひっぱられていくイメージで。
うまくできました? 次回をお楽しみに~。
<文・絵/松井雪子>
【松井雪子】漫画家、小説家、ピラティスインストラクター(Peak Pilates Comprehensive2)。『イエロー』『日曜農園』『恋蜘蛛』『アウラ アウラ』で芥川龍之介賞候補に。カー雑誌『ベストカー』で四コマ漫画『くるまりこちゃん』を連載中。趣味はドライブ。ピラティス情報は「Piyo Pilates」で公開中
今回はピラティスの基本のき。立ち姿勢の紹介。
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