5. 女性は挿入しなきゃ納得しない 　セックスの定義を挿入に、結末を射精にすると、どうしても挿入がセックスのメインになってきます。生殖という観点から言えばそうなるのでしょうが、人間のセックスは生殖だけではありませんので、挿入していなくてもセックスは成り立ちます。 　むしろ心の交流という観点から言えば、抱き合っているだけの時の方が心で繋がれている比重が大きい気もします。挿入しなきゃと思っていると、いつまでも主導権を男性が握ることになりますし、男性は勃起のプレッシャーから解放されません。ぜひとも男女ともに男根主義から脱却してください。 6. 好きな人とだけセックスしたがってる 　女性をロマンチックな生き物と決めつけていると、勝手に裏切られたと思ったり、女性が素直に性欲と向き合えなくなり、罪悪感を持ってしまいます。男性ほどじゃなくても、女性にだって嫌じゃなきゃ誰でもいい、という気分になる時があります。 　だけど、それを声にするには何かと都合が悪いし、現実問題として、セックスするだけの相手と安全に出会うツールが少ないから、諦めざるを得なかったりしています。 7. 感じているのを表現するのは女性がすること 　セックスにおける男らしさは、高倉健的な不器用さではありません。肉体的に強いという特徴を活かし、包み込むように力強く抱きしめたりすることです。無口さを男らしさと勘違いしていると男マグロになってしまいます。何をしても反応のない男は、女性からしたら、自分の思い通りにならないという点でバイブ以下の存在ですから、早急に脱却してください。 8. セックスで感じまくってたから俺のモノ 　射精や一挿しをマーキングのように考えている男性が多く、1回すると、特に女性が感じてくれた場合、自分のものになったと勘違いします。これ全く違います。びっくりするくらい、1回のセックスで心まで奪えることってないんです。男女ともに、セックスを相手の心を奪う手段にしていると、つまらないセックスになって、逆に心が動かなくなることが増えます。お気をつけあれ。 　では女性編は来週に。 ＜TEXT／森林原人＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集！】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。 ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。