華子さんへの“謝礼”としておごってくれるだけの「テクさん」だが、その卓越した性技は、「私がお金を払ってもいい」(華子さん)というほどの熟達ぶりだという。
「風俗好きで、マットやローションを用いたプレイや、『潜望鏡』という技を教えてくれました」
「テクさん」“直伝の技”のお陰で、彼女の“プロはだしのテク”に、他の2人の交際相手も大喜び。褒められることもしばしばだという。
そんな華子さんでも「ミツグ君」「テクさん」だけでは心の渇きは癒やせない。その役割は「イヤシ君」が担う。
「自営業の彼の年収は、3人のなかでは一番低いと思います。毎回食事はご馳走してくれますが1000円程度ですから。でもそのぶん、毎日、SNSに主人や他の交際相手もかけてくれない言葉を書いて私を癒やしてくれるのです」
そんな華子さんだが、昨年のクリスマスには、3人に同型の高級バッグをおねだり。その2つをすぐに質屋に入れ、換金した。やることは売れっ子キャバ嬢のようだ。男性とのメッセージのやりとりでは「インテリ」と「下品」の2つの自分を使い分けるのがモテるコツだという。
【山岸華子さん(仮名・44歳)】
都内女子大卒/専業主婦。趣味で取ったフラワーコーディネーターの肩書をSNSに載せると男性の食いつきがいいという
<TEXT/秋山謙一郎>
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高学歴なアラフォー女性に広がる「謝礼交際」 vol.2 ―