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春ドラマの名女優ベスト3。長澤まさみのコメディ演技が爆発etc.

 この春も若手からベテランまで女優さんの活躍が素敵でした! 主役はもちろん、脇役でもその存在感に目が離せなくなってしまうような人も。  特に心に残る演技で「いつまでも観ていたい」と思わせてくれた女優を、ドラマウォッチャー・林らいみが今回も独断と偏見で選出。勝手に表彰してしまいます!

名演賞 岸井ゆきの『モンテ・クリスト伯』白目をむいて卒倒する怪演

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モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(フジテレビ系列)で主人公の仇敵の娘・入間未蘭を演じた岸井ゆきのの演技には、思わず息を飲みました。  立派な家で愛情深く育てられたお嬢様らしく、善意に満ちてふんわりとした雰囲気。そんな彼女が毒を盛られて、にっこり微笑みながらツーッと鼻血を流し、続けて口から泡を吹き出し白目をむいて倒れたときはビックリした! ドラマの中のこととはいえ、一瞬、何事かと本気で思わされるほど、真に迫っていました。穏やかな雰囲気から一転、ゾクリとする演技に彼女の力量を見せつけられたように思います。

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 さらに、彼女は今期、『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(NHK総合)でも新人教師役を好演。生徒の親から責められて何もできずにいる弱々しさを見せつつ、教師としての芯の強さも違和感なく感じさせる様子が素晴らしかったです。

名演賞 趣里『ブラックペアン』細い体から放つエネルギッシュなオーラ

ブラックペアン』(TBSテレビ系列)の看護師・猫田役の趣里は、その鋭い視線で登場時から気になって仕方がありませんでした。  昨年放送の『リバース』(TBSテレビ系列)の狂気的な妻が印象的だった彼女。今回は冷静沈着な役柄ですが、『リバース』と同様にあの細い体から発するオーラがスゴイ。彼女が登場するだけで緊張感が生まれます。それで、何をやり出すのかという不安(というか期待?)に駆られて、つい彼女に目を向けてしまうんですよね。  そんな彼女だから、たった一言がよく響きます。最終回の「出て行きなさい」という鋭い声は重々しく、ベテラン女優にも負けない貫禄を感じました。  それほど頻繁に出てくるわけではないけれど、山椒のようにぴりりと効いて、画面の中でアクセントになるような存在感を放っていました。これからも彼女に注目したいです。
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長澤まさみのコメディ演技に感動…
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