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春ドラマ名作ベスト3!ユースケ・サンタマリアの涙に脱帽『あな家』が2位

第1位『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』心に響いた神木隆之介の熱弁

やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる

「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」NHK公式サイトより

 そして第1位は、スクールロイヤー(学校弁護士)として公立中学に派遣された新人弁護士・田口章太郎(神木隆之介)の奮闘を描いた『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(NHK総合)です。  いじめ問題やモンスターペアレントなどに対し、弁護士の視点から解決策を示すことで学校教育に新風を吹き込む田口でしたが、クライマックスは小堺一機演じる校長に象徴される、“ことなかれ主義”との闘いでした。  いじめの被害者を転校させたい学校側と、その逆に加害者こそ転校させるべきだと主張する田口は激しく対立。体育館で行われた説明会で田口は生徒とその親、そして教師も含め、学校に関わるすべての人間が当事者であることを自覚して欲しいと呼びかけ、「これはあなたたちの問題だ!」と熱弁をふるいます。  結果、被害者生徒は転校することなく学校に残り、その代わりに加害者生徒たちは別室登校指導を受けることでひとまず決着。裁判を起こし学校を騒動に巻き込んだ田口は学校を去りますが、新しい赴任先でもきっと活躍してくれるだろうと予感させる終わり方でした。
 ちなみに、今クールの平均視聴率ベスト3(※シリーズものの刑事ドラマは除く)は、1位が『ブラックペアン』(TBS系)、2位が『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)、3位は『正義のセ』(日本テレビ系)となっています。  春クールもマイノリティー=少数意見に光を当てたドラマが印象的だったとともに、『おっさんずラブ』や『モンテ・クリスト伯 華麗なる復讐』(フジテレビ系)など、ネットで大盛り上がりを見せたドラマも目立ちました。これから始まる夏クールも、見る人の心に寄り添うドラマに期待したいと思います。 ―注目!2018春ドラマ― <TEXT/中村裕一( Twitter:@Yuichitter)> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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