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女性タレントの顔をディスってしまう心理。外見コンプレックスとのつきあい方

 人気があったり、モテていたりする女性のすべてが、絶世の美女とは限りません。もしかしたら、イケてない人は他人のコンプレックスが身に沁みて理解できるから、他人の懐(ふところ)にスッと入っていけるのかもしれませんね。 愛嬌 ただし、自信のない女性ほど気をつけたいのが、<嫌われたくないがために男とあらば誰にでも尽くす><男性に対して過剰に物腰を低くして、まるで執事のような態度を取ってしまう>ような行動。  恋愛は<相手とあくまで対等な関係を築いていくことが大切>と本書。優しさを利用しようとしてくるような男性がもし現れたら、断固拒否しましょう。

「イケてない自分」を、イケてる女性に変えていくために

 本書には<自分が美人だったらどうするかを考えて行動することを常に心に留めて、習慣化していけば、次第に生活そのものが美しくなっていく。ひいては体型や顔つきも改善されていくし、身のまわりも美しく整っていく>とも記されています。  誰もが目を見張る「超絶美形!」という人は、ごくまれでしょう。そこを目指して骨格やパーツを変えるのには限界がありますし、整形するにしてもリスクが伴います。ですがコンプレックスとうまく付き合いながら、行動や習慣を変えて、オーラや雰囲気を美人に寄せることなら、なんとかやっていけそうだと思いませんか?  かつてないほど“ブス”を連呼した本書ですが、それでも不思議と元気が湧いてくるのは、著者の言葉が愛にあふれているからだという気がします。この本全体が、自分を“イケてない”と思い込んでいる女性に対する、応援歌なのです。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹、女子SPA!編集部> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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