仕事でミスをした、人間関係をこじらせてしまった等々、生きていれば様々な出来事があるのは当然。中でも心を苦しめるのは、「忘れられない失敗」ではないでしょうか。そんな恥ずかしい感情も「映画のワンシーンのように観察できると、見え方が変わってきます」と本書。一度深呼吸して、椅子に座りましょう。
・失敗を「コメディ映画のワンシーン」として眺める
目をとじ、映画館にいる自分をイメージします。具体的に想像できたら、スクリーンに失敗のシーンが映し出されるのをイメージし、ただそれを眺めましょう。
映し出される女性は自分ではなく、あくまでも物語の主人公。「彼女は今こんな失敗に遭遇しているから、きっとこんな気持ちなんじゃないかな」と、映画鑑賞と同じように距離を置いて想像します。冷静に観察すると、フラットな自分に戻ることができるのだそう。
失敗した恥ずかしい自分を再生するなんて嫌だな、と私も思いました。でも、あえてやってみることで、
失敗したかつての自分と、今の自分を切り離して考えられるのです。
日々、がんばりすぎているあなたへ。本書には、愛にあふれた処方箋が満載です。一日のうち数分でも、自分をたっぷり癒してあげましょう。
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小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
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小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『
母親病』(新潮社)、『
神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。
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