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雑誌『STORY』のセレブ妻達が明かすドロ沼…浮気、DV、不仲でも別れないワケ

 浮気をされた経験のある女性、必読の書。  40代女性をターゲットにした雑誌『STORY』といえば、オシャレや外見の美しさはもちろんのこと、そのライフスタイルまでも完璧に美しい妻たちが主役の雑誌。たまに登場する旦那さんもオシャレでお金持ちそう……でも、こんなパーフェクトな家庭があるかい! とツッコミたくもなりませんか? 『いろいろあっても幸せな夫婦になる方法』『STORY』の人気連載を単行本化した『いろいろあっても幸せな夫婦になる方法』は、美しいセレブ妻たちが、結婚生活の裏側を赤裸々に語った本。浮気、モラハラ、姑問題、DV、夫の左遷など夫婦のさまざまな苦難と、その過程で悩んで見つけた夫婦再生の方法を「ダメにならなかった秘訣」として綴っています。  今回はその中から「浮気」をテーマに一部ご紹介していきましょう。

「男の浮気はおしっこするようなもの」

 この言葉は、本書に登場する早見優似のSTORY妻(47歳)が夫の浮気に泣いていた時、親友に言われた言葉。こう言われたことで妻は、浮気=終わり、ではないと悟ります。  恋人と違い、結婚は一度してしまったらそう簡単に解消できません。もちろん浮気自体はヒドい行いなので懲らしめていいと思いますが、その上で、夫婦としてうまくやっていくためのヒントが本書には満載なのです。
『STORY(ストーリィ) 』

『STORY(ストーリィ) 』2018年 08 月号 (光文社)

「家に髙島屋のシャネルの領収証が落ちていたのに、数日後に私が夫から受け取ったプレゼントは大丸シールのシャネルの袋だった」など、浮気に気づく過程がところどころ“セレブ匂わせ”な点も興味深いです。

「夫が、夜でかける前に必ずお風呂に入るんです」

 これは、小林幸子似の49歳美人妻の体験談です。自分の女友達と夫が4年間も不倫をしていたという、どこかで聞いたことがあるような、でも自分にはあってほしくないケース。夜でかける前に必ず入浴する夫を見て、ピンときたのだそう。  子育て真っ最中に夫が浮気。相手も最悪。発覚後は「夢のマイホームが不幸の象徴のように見えた」と彼女は語ります。雑誌で見るキラキラなSTORY妻にも、こんな悩みがあるのですね。  しかし彼女の賢いところは、「あまり夫は責めずに、ひたすら友達や義理の親、実の親に洗いざらい相談していた」という点。
夫の入浴

写真はイメージです(以下同じ)

 夫は、自分に非があるのを承知していますから、本人を責めれば逃げていきます。妻は冷静にここを理解していたのでしょう。さらに浮気経験者だという実の父から、「男っていうのはどんなにキレイな女房でも、違う女ってだけでいいんだ。妻は何ひとつ悪くないのだから一歩も動くな」と諭されたのです。  さらに友人のアドバイスも「愛をあきらめない。浮気は浮気。お互いの愛情は残っているのだから、あきらめたら終わりだよ」と。  妻は思いつめるのをやめ、趣味の時間を充実させるなど、意識を「浮気」以外に向けるよう努力しました。そして「白黒はっきりすることに労力を使うよりも、今そばにいる夫と良きパートナーシップを持つ方が幸せ」という方針に切り替えたことで、苦難を乗り越え、良好な夫婦関係も再構築できているそうです。  起きてしまった問題ばかりに目を向けるのではなく、それを受け止めた上で「これからどうしたいか」が大事だと気づけた妻。一人で抱え込まずに、周囲を頼って相談をしたことが今の幸せにつながったのですね。  なんだか浮気男に都合のいい話ですが、この選択が良かったか悪かったかは生涯が終わるまでわからないとも言えます。
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男性の浮気は「おやつのつまみ食い」感覚!?
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