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めざせ妊活成功!女医が教える精子と妊娠の関係、オススメ食材も

「妊活を頑張っているけれど、なかなか子どもに恵まれない」「妊娠しやすい精子、しにくい精子などがあるのか」と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

妊活

※写真はイメージです(以下同)

 この記事では、精子について詳しく見ていく中で、精子と妊娠との関係や、精子を増やして妊活に成功するためのアドバイスについて話していこうと思います。

精子の基礎知識


 精子について、あなたはどれくらいのことを知っているでしょうか。そもそも精子の作られるメカニズムや数はどのようになっているのでしょうか。詳しくお話していきます。

・精子とは?

 精子は、運動能力を有した、男性が持つ生殖細胞のことをいいます。射精によって女性の体内に入った精子は、卵子と卵管内で受精することで妊娠が成立します。

・精子が作られるメカニズム

 精子が作られる「精巣」は陰嚢の中にあり、74日かけてゆっくりと作られます。

 人によって個人差がありますが、中学生~高校生くらいの間に、男性ホルモンの分泌に伴って、二次性徴が起こります。女性は女性らしい体に、男性は男性らしい体へと変化するのですが、この時に精子形成が起こり、性的なことに対しての関心も高まります。

 およそ74日かけて精巣内で育まれた精子は、精巣上体へと移動して、受精能力を獲得します。そして、精管と呼ばれる管を通って移動したのち、射精時には、分泌液と混ざって、尿道を通って精液として体外に放出されるのです。

精巣・精子の数

 男性の体内では個人差があるものの、1日に5000~1億近くの精子が作られています。また、作られた精子は精巣内で10億程度も蓄えられていると考えられています。

 作られた精子が、精管を通じて移動して射精にいたるまでには約2~3週間程度。実際に精巣内で作られた精子が、精液として放出されるまでに3ヵ月程度かかります。

 また、射精一回あたりの精子は、1億~4億と幅があり、女性の体内においても、精子自体が蓄えているエネルギーによって、数日近い寿命があると考えられています。

妊娠と精子との関係


 妊活の時に大切になってくるのは、女性の体だけではありません。男性の精子がどれくらい受精能力があり、運動能がどれくらいか、など、精子も大きく関係してきます。

出産・妊娠に必要なのは、精子の数?運動率?

「妊娠しやすい精子」とは、どんな精子なのでしょうか。数億個の精子が射精されたのち、卵子にたどり着けるのはごくわずかです。そのうちのたったひとつの精子が受精を果たすわけなのですが、そもそも精液に含まれる精子の量が少なければ、当然受精確率は低下します。できるだけ精子の数が多いほうが妊娠しやすいです。

 また、女性の体内を移動して、精子は卵子にたどり着くわけですが、精子の運動能が極端に低いと、受精を待つ卵子のところまで精子が届きません。女性の体内の奥深くまで移動することができなければ、受精自体起こらないというわけです。

 つまり妊娠しやすい精液とは、「精子の数が多く」「運動能力の高い精子」を有していることが条件になります。

・射精後の精子の寿命

 射精後、精子はどれくらいの間、女性の体内で生存できるのでしょうか。一般的には、精子が女性の体内で生きていられるのは3日程度といわれます。中には、3日を超えても生きている精子もいるので、「安全日だと思って中出ししたら妊娠してしまった!」なんてことが起こるのですが、3日ももたずに息絶えてしまう精子もたくさんいます。

精子・適切な射精のペース

「5日間以上射精しないと、精子数が減少する」なんて言われていますが、その程度の禁欲では精子の数に変化はありませんので安心してくださいね。

 逆に「毎日射精することで、精液に含まれている精子の数が増えた」という報告もあるようです。妊娠を考えるのであれば、週に3日程度は射精を行ったほうがよいでしょう。

・年齢と精子の質の関係

 年齢と精子には、ある程度の相関性があるといわれています。精子の運動能力や寿命の長さは、精子がどれくらい酸化を受けているかによって決まっていると言われているのです。

 酸化とは、活性酸素によっておこるダメージのことで、一般的に老化と同義語に使われます。精子が受ける酸化ストレスが大きければ大きいほど、寿命は短くなり、運動能力が低下すると考えられています。

 酸化ストレスは、年齢によるものだけではなく、日ごろの生活習慣によっても起こります。特に、射精後の精子の運動能力は、精液中に含まれる成分によって決まっているといわれているので、摂取している栄養状態などによって大きく左右されるようです。

精子

精子を増やすためにできること


 では、精子を増やして妊娠しやすい精子を作るには、どんなことに気を付ければよいでしょうか。

・生活習慣

 できるだけ精子にかかる酸化ストレスを小さくするためには、まずは生活習慣の改善が必要です。規則正しい生活や、ストレスなく毎日を過ごすことは、とても大切です。

 仕事などでストレスを感じやすい人は、気分転換やストレス発散をしてリセットする習慣を日々の生活に取り入れることを心がけましょう。慢性的な寝不足も、精子に負担をかけてしまうので、睡眠時間の確保も意識してみてくださいね。

・おすすめの食材

牡蠣 体内で作られる精子の材料は、「口から入ってきたもの」つまり食べているものなどによって決まります。添加物やジャンクフード、外食に多く含まれる古くなった油でできた揚げ物などは避けるようにしましょう。

 精子生成のサポートになる栄養素として、亜鉛やアルギニンがあげられます。亜鉛は、牡蠣やうなぎ、レバーに多く含まれ、アルギニンは、えびや鰹節、大豆にも多く含まれます。

 特にアルギニンは、精子の運動能力に大きく関わると言われている栄養素です。また、抗酸化力の高い栄養素としてビタミンEが挙げられ、落花生やアーモンドに含まれます。

 食事だけで補えない場合は、サプリメントなどの栄養補助食品を取り入れてみるのもいいかもしれないですね。

まとめ


 なかなか妊活がうまくいかないのは、女性サイドの問題ではなく、男性の精子の問題だった、ということはよくあります。精子について詳しく知ることで、精子にとって重要な生活習慣や栄養素を取り入れてみたりしつつ、妊活に臨むことでより良い結果が出るのではないでしょうか。

 何よりも焦りやイライラは禁物です。焦ることがストレスになり、逆に精子の酸化につながってしまうからです。無理なくストレスを溜めないようにしながらトライしてみてくださいね。

▼ライター:山下真理子さんプロフィール
岡山県出身。医師免許取得後は、医療だけではなく、美容、タレント、モデルとして幅広く活躍している。著書に「あなたの魅力が10倍増すセックス」「夜のお悩み相談クリニック」の他、写真集「診て感じるクリニック」がある。ファッション誌やラジオ番組、バラエティ番組にも数多く出演。

<コンテンツ提供/ラブリサーチ>
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