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豪雨被災地でボランティアしてみたら、大切に扱われて驚いた

3.めっちゃ感謝される

 掃除をしたおうちの方からは、何度も、何度も「ありがとうございます、助かりました」とお礼を言われました。  ボラセンに行けば、スタッフの方々が細々と気を遣ってくださいます。 「自分、そんなに仕事してないっす! ごはんももらってるし!」とみなさんのお心遣いを辞退したくなるほどです。 ボランティアの注意 しかも作業中は「頑張るな」と何度も声をかけられます。 「体調が悪くなったら気にせず休んでください」「自分のペースでやってください」と班長さんから事細かに気遣いされました。  仕事や勉強は「やって当たり前」「頑張って当たり前」とされる日本です。ただその場でそれっぽい格好しているだけで、人からこれほど感謝されることってあるでしょうか。それだけに、感謝されるのが気持ちいいからボランティアする、という本末転倒にならないよう自戒したいところです。

4.仲間ができる

 自分が泊まった宿には、ボランティアの方たちが大勢いて(てか全員そうかも)、見ず知らずの人たちが和気あいあいと一緒にごはんを食べに行ったりしてました。実際の作業も、グループ単位なので仲良くなります。  普段自分の生活圏内ではなかなか出会わない人たちと知り合えました。  1人で参加しましたが、1人で行動することはほとんどなかったです。宿の仲間や作業チームのみんなと集合写真撮ったりLINEグループつくったり。休憩中にいろいろおしゃべりするし、みんなでひとつの目標に向かって頑張るので、仲間意識がすごい。  「なんなのこの一体感は!? めっちゃ楽しいんですけど!」

ボランティアに参加する流れ

 最後に、自分が参加したボランティアの流れをまとめておきます。 ボランティア後姿 朝9時から市役所で受付が始まります。受付は12時までのようですが、お昼過ぎには解散になるので、朝一に行くのがお勧めです。  ボラセンで名前や住所などを書き、受付を済ませます。少し待機していると、6~10名くらいずつの班に振り分けられます。必要な備品や軽食を受け取り、班ごとにバスで被災地に送ってもらいます。  被災地のボラセンで、具体的な作業場所を振り分けられ、スコップや土嚢袋など、荷物を抱えて徒歩で現地へ。  10時過ぎから作業を始めて、終了したのは1時半。2時には現地のボラセンに戻り、休憩したあと、バスで市役所まで送ってもらいました。3時すぎには宿に戻れるので、その後はゆったりと過ごせるでしょう。  10分作業の10分休憩、お昼休みは班によって異なるようですが、40分ほど。9時に受付して、解散は2時くらいでしたが実働は1時間程度だったかと思います。  ボラセンでシャツやアームカバーを水で濡らしておくなどケアしたので、普段猛暑の中テニスをやってる自分は、暑さも感じず体力が有り余ってましたが、数名の方は熱中症の疑いで体調を悪くされていました。普段、屋外活動をあまりされない方は特に十分な注意が必要そうです。 段ボール 屋外での作業ができない方は、屋内を希望することもできます。「自分ができることを、できる範囲で」がボランティアの方針のようです。  時間の提供が難しい人は、ぜひ募金を。私が利用した備品にも、かなりのお金がかかっていると感じました。軽食やドリンクは自分でも用意しましたが、どのくらい必要かは現地に行かないとわかりません。虫除けや冷却スプレーなどのケア用品も充実していて、現地で補給できる備品は本当に助かりました。
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ボランティアに来てるのはどんな人?
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