Lifestyle

意外とやってるサプリのムダ飲み。カルシウムは単独で摂らないで

「自分に足りない栄養素」は、テレビやネットじゃわからない

 私もサプリを愛用しているひとりです。最近は貧血がひどく、自己判断で鉄分のサプリを摂取していたのですが、いっこうに良くなりません。健康診断で血液検査をしたところ、貧血の原因は鉄分不足ではなく低血圧。医師には「鉄分を過剰摂取すると胃腸障害を起こしたり、肝臓やすい臓などにもダメージを与えることがある」と注意を受けました。 貧血 メディアの流す情報を何も考えず自分に当てはめ、「貧血=鉄分不足!」と思い込みでサプリを選んだ失敗例です。本書でも「不足している栄養素を調べること」を第一に勧めています。隠れ不調や未病がわかるのは、「栄養療法クリニックの血液検査」。その上「一般の健康診断では、20種類程度しか検査をしませんが、分子栄養学の栄養療法では血液検査ひとつをとっても50~60項目もの検査をする」と伝えています。  費用は各クリニックで異なりますが、私が調べたところ、簡易検査で初回1万円前後、総合検査だと1万5千円~でした。個人の症状に合わせて、サプリを処方してくれるようです。「病気ではないみたいだけれど、不調が気になってどうにかしたい!」といった悩み抱えている方は、やみくもにサプリを試す前に、検査を受けてみるのも有効かと思われます。  とりわけ女性は、季節や年代によって体調が変化しがち。心身のリズムを感じ取り、お気に入りのアクセサリーを探す感覚で、サプリを見極めてみませんか。  自分の身体やサプリの特性を知れば、今よりも健康的に美しくなること間違いなしです。 ※参考 ビタミン(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000067134.pdf e-ヘルスネット ミネラル(厚生労働省)
ミネラル
小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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