Lifestyle

浮気調査、1日10万円でも頼むメリットはある?不倫専門探偵に聞く

 日本家族計画協会とジェックス株式会社が2012年度に行った調査によると、既婚者に限っても男性は約3人に2人、女性は約3人に1人が不倫経験ありという調査結果が出たようです。  そんななか、探偵事務所の代表取締役の斎藤誠氏と100組もの泥沼不倫夫婦を離婚に導いた弁護士の野間口寛氏が開催する秘密のセミナーが開催。現役探偵の斎藤誠氏によるトークを全3回に分けてレポートしたいと思います。  第2回目の今回は、知ってるようで知らない浮気調査の実態とそのメリットをお伝えします。 不倫調査

浮気調査のメリット

――そもそも、探偵を雇ってまで浮気調査するメリットは何でしょうか? 「離婚に向け裁判を進める上で重要になるのが不貞の証拠です。慰謝料や親権、少しでも有利な条件で離婚するためには確たる証拠を掴むこと。そこで必要となるのが探偵です」 ――不倫発覚した場合、すべて離婚というシナリオしかないのでしょうか? 「そんなことはありません、われわれが提供するのは事実に基づく証拠で、それを使ってどんな未来を描くかは依頼者さま次第。決定的な事実を握ることで描く未来の選択肢が増やせます。例えば復縁を望むならそのためのアドバイスをしたり離婚カウンセラーを紹介することも可能です」 ――では実際に依頼から調査までは、ざっくりと教えてください 「まずは電話相談後に弊社の営業所で打ち合わせをした上で調査方針を決めてだいたいの見積もりを出します。そして契約をいただけたら、調査対象者に不審な動きがあると予想される日に目星をつけ、行動者を監視します。 そしてカメラやビデオカメラを駆使し不貞行為の証拠写真や動画を撮影します。不貞行為確認後は依頼者と相談し浮気相手の家や名前はもちろん職場まで調べるケースがほとんどです。これらの情報を1日の調査に対し平均30~40ページ、動きが多い時には50ページに渡る報告書をまとめて依頼者様に提出します」 ――その報告書がまさに動かぬ証拠となる、と。実際にどんな写真や動画を撮るのですか? 「不倫、つまり肉体関係となる証拠を撮りたいところですが、実際の行為は人目に触れないところで行われるものです。そこで、行為そのものを撮るのではなくラブホや女性宅などに出入りする姿を撮り、客観的に考えて行為が行われたであろうシーンを押さえることになります。 もちろん、密室の部屋に出入りするところだけではなく、2人でイチャつくところなど親密度も重視して押さえています」

愛人の方がブスなケースが多い

不倫調査――浮気調査をしていて、面白い発見はありましたか? 「依頼にいらっしゃる奥様は素敵な美形の方なのに、浮気相手の女性は地味だったり、こう言っては何ですが愛人の方がブスであるケースの方が多いです。そして不倫カップルは普通の恋人と違ってお出かけやレジャーを楽しむよりも意外とあっさりホテルに行くケースが多いですね」 ――な、なるほど。では肝心の探偵料と言いますか、調査料はおいくらくらいかかるのですか? 「まず浮気調査にどれくらい時間をかけるか。今日旦那が浮気しますとわかればその日だけ調査すればわかること。でもその日が特定できない場合は最悪30日調査してやっとわかる場合もある。なので調査依頼する時は浮気する日が特定できるかどうかがポイントになります。 まあ、うちの場合は調査員は2人ひと組で1日8時間動けば10万円弱。ただ、本人が異常な警戒をしていたり、複雑な動きがある場合は調査員が3、4名体制になることもあります」 ――昼夜と時間問わずに調査するのですか? 「もちろんです。ラブホの前で朝まで張り込むなどはザラ。うちの場合は深夜割増とかもなく、季節も暑かろうが寒かろうが一律して同じ料金形態なので、お客様からも良心的だとご好評をいただいております」 ――では最後に、不倫調査するモチベーション…どんな気持ちで調査に挑んでいるのですか? 「やはり困っている方のお役に立ちたいという一心で活動しています。そもそも誰も探偵に頼みたい人なんていないと思います。でも頼らなきゃ解決できない人が最後の手段としてやってくる。 そういうすがる思いに応えてあげたいし、結果を押さえた時には調査員みんな“よっしゃ~!”という気持ちになります。そしてご報告後は複雑な気持ちになるとは思いますが、最後に“調べ屋さんに頼んで良かった”と言ってくれる事が、キツい現場をも頑張れる基になります」  気温40度を超える暑い日でも、ただひたすらに不倫の証拠を得るために張り込みや尾行に奔走していた斎藤さん。どうか皆さんもお世話になったりすることがないように、慎重にまいりたいものですね!  次回は離婚弁護士に、不倫の証拠になるものとならないものの違いをお聞きします。 <文/カワイモモコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
カワイモモコ
1977年、東京都生まれ。ライター歴20年。ふだんは週刊誌でエロい記事を書いているが、最近はSEKAI NO OWARIをプチ追っかけ中。一方で昔から長渕剛も好きでこの夏はセカオワの日産スタジアムライブと長渕の富士山オールナイトライブをハシゴした。
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ