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元アイドルの暴露マンガが話題。出てくる奇行芸能人は実在する…?

 衝撃の内容で話題のマンガ『15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~』(作:大久保ニュー/原案:ふめいちゃん)。昨年来、マンガ配信サイト「めちゃコミック」やkindleで配信中です。  原案者は元アイドルで、主人公は15歳の売れないアイドル、メイ。彼女は「金持ちと結婚する会(仮)」に入り、「プロ彼女」として様々な有名人男性と関係を持ちます。そして、マンガに登場するのは、みんな実在の有名人がモデルらしいのです。 15歳、プロ彼女2-1 売れなくなって焦っている男優とか、別れ話にぶち切れて部屋をしっちゃかめっちゃかにした超有名男性タレントとか、プロ彼女集団「金持ちと結婚する会(仮)」の代表・冬月さんとか…いったい誰!? そのほか歌舞伎役者、相撲取り、お笑い芸人と、バリエーション豊かな男性陣が登場します。  というわけで、前回に引き続き、原案者のふめいちゃんに話を聞きました。

「ひどい目にあった」とは思わない

――衝撃的な内容なので、読者からの反響がすごいのではないですか? 「特に自分では反応コメントなどを探さないので、ごく一部しかわからないのですが…思っていた数百倍の反応があってびっくりしてます」 ――遊びまくってる俳優とか、歌舞伎役者、子分を従えているタレントなど、作品に出てくる芸能人が誰なのか、めちゃくちゃ気になります。 「暴露マンガみたいな体(てい)になっていますが、強い意志表明とか問題提起は一切ないんです。個人名なども、このマンガにたずさわった内部の人にすら明かしていません。情報は墓場まで持っていきますよ、男女すべて出会った方に感謝しているので」 15歳、プロ彼女2-2――作品では結構ひどい目にもあっていますが、男性たちに対して怒りのような感情はないですか? 「とくにないですよ。男性はみんな、優しく甘く、弱くて強いと思うんです。だから愛しい生き物ですよね」 ――大地の母みたいな寛大な御意見です……。では、男性に対して、「付き合うのはこの人でいいかな」っていう判断は、どのあたりでしますか? 「どの男性と付き合うかって、洋服と同じ。じっくり考えて買ったのに、あまり着回しができずに、たんすの肥やしになることってあるじゃないですか。一方でインスピレーションで買ったのに『めっちゃ使えてうれしい!』ってこともありますよね。  だから、やってみて『いいな』と思ったら愛されポイントを小出しにして惹きつけたらいいと思う。『やっぱ、コイツいらねー!』だったら放置。バランスを取ることを考えた時点で不自然にはなるかも……」 ――ぐだぐだ考えても意味がないってことですね…。結婚だって考えすぎたらできないし、当たって砕けろでいいかもしれません。 「そうそう、仮にやってみて気持ちよかったら得だし、下手なら女子会のネタになるし!」 15歳、プロ彼女2-3

性の対象と見られるのは「ありがたい」

――ヘタなら女子会のネタ……確かに、男と関わって「損した」とか「傷ついた」とか嘆くより、その後ずっと多くのチャンスが来そうです。自身が性の対象として男性から見られることをどう思いますか? 「ありがたいし、興奮します」 ――そうなんですか。私はずっと、男性から性の対象に見られることに抵抗があったんですが、これってマジでこじらせてるってことですかね……。 アイドルそして、プロ彼女になってよかったこと、悪かったことを教えてください。 「よかったことは、こうやってライターさんとか、いままでご縁のなかった方と話せることです。悪いことは一切ありません。人生で悪いことなんかないです! だってマンガだったら、盛り上がる部分でしょ、ピンチって」 ――マンガでは盛り上がりますが、自分のこととなるとそう思えない人は多そうですよね。『15歳、プロ彼女』は、この先どんな感じの展開があるのか、予告編的に教えてください。 「わたしの値段って、いつから下がるの? と焦ったメイは、とある先にメールをする。そこに現れた人とは…!」 =================== 15歳、プロ彼女表紙 女の値段がいつ下がるのか…アイドルやプロ彼女にとって、加齢は死活問題。ますます深い闇が待っていそうで、続きが楽しみです。 <取材・文/和久井香菜子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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