映画「銀魂2」絶好調!逆に実写化の評判がわるかったマンガ作品9
●ドラマ編
週刊少年ジャンプで連載されたホラーコメディで、2014年に日本テレビ系でドラマ化されました。
まず舞台が小学校から高校に変更されている時点で、原作ファンからの不満が噴出。キャスティングもイメージに合わないとバッシング。余りに話題になりすぎて、原作者が擁護コメントまでする始末。
ただ、初回があまりに「酷すぎる」と言われたせいか、回を追うごとに「今回はわりと良かった」と評判が高まっていたのも印象的です。
2015年に日本テレビ系で放送されたドラマ版の「デスノート」。
2006年の実写映画、2015年のミュージカルがことごとく大当たりし、満を持しての連続ドラマ化だったはずですが、フタを開けてみればキャラクター改編があまりに極端で大不評に。
天才大学生だったはずの主人公・夜神月が平凡どころかアイドルオタク。Lのパーソナリティも天才に特化するのみ。ニアも女性が演じメロとは二重人格設定など、これまでの「デスノート」のイメージをまったく覆(くつがえ)した作品に。
しかし主演の窪田正孝の迫真の演技には評価が集まり、最終回は他の実写化作品を凌ぐクオリティとも言われています。
2009年に香取慎吾主演で実写化されました。過去にはアニメ化・舞台化もされており、原作は日本人なら誰もが知っている長寿連載マンガが原作。
となれば、確実にヒットが狙えると鳴り物入りでスタートしたはずが、フタを開けてみれば視聴率はほぼ1ケタ台と低迷。
結局、最後までドラマは浮上することなく終わったのですが、なんと2011年にはなぜか映画化をされています。いったいどこに需要があったのかと当時話題になりました。
1998年の反町隆史主演で大成功を収めた「GTO」の実写化。その後、2010年と2012年にEXILEのAKIRA主演でリメイクをされています。
2010年放送時は原作に忠実なストーリー展開で評判高く、第2シーズン製作にまでこぎつけましたが、大爆死だったのが2012年版。全話オリジナルストーリーな上、キャラクターもほぼオリジナル。
演出重視のオシャレなカメラワークにも注目は集まったものの「これはGTOではない」という批判が殺到。新しいGTOを作ろうと躍起になりすぎなければ、今頃はさらなる続編が作られていたかも?!
猫も杓子もマンガ原作という状況だった2~3年前に比べれば、現在は、その傾向はだいぶ落ち着いたようにも見えます。やみくもに実写化しては原作ファンを悲しませるのは、今後も避けて欲しいものですね。
<文/もちづき千代子>
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こちら葛飾区亀有公園前派出所 ドラマ視聴率はほぼ1ケタ台
GTO 2012年版ドラマでは別物になって批判殺到
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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