ごく普通にデートしていた男性が、まさかお金をだまし取るなんて、婚活中の女性は信じがたいものです。でもそんな女性の心理を手玉に取るのが詐欺の常とう手段だと三島さん。
「女性は食事をご馳走されると嬉しいものです。でも豪華なディナーをおごってくれる男性には、『なぜこんなに金回りがいいのかしら』と疑ってみることも大事です」
女性を必要以上にもてなそうとする男性の真意を探ってみることも必要かもしれませんね。
「なぜ結婚詐欺男が出現するかといえば、どうにか結婚したい女性の弱気に付け込んでくるからでしょう。
たとえば、新居の契約や結婚式の資金は一方が負担するのではなく、互いに出し合うのが当たり前の感覚です。相手から一方的に負担を求められたら、『好きだから』という感情に負ける前に、冷静になってください。
もし頭で考えることができなくなったら、第三者に相談するとか、誰か間に入ってもらったほうがいいですね」
例えば三島さんのような婚活のプロに相談するか、信頼できる友人・知人に相談してみるのもいいですね。
「それでもどうしても金銭の貸し借りが生じる場合は、
借用書を書いてもらいましょう。もしそこでキレたり怒ってしまう男性だったら、残念だけど、あなたを愛していない証拠です」
お金の管理ができていない男性は、ルーズさも生活ににじみ出ているものです。
「女性を騙すような男は、頼まれると断れないといった女性の優しさにつけ込んできます。あるいは、女性自身もルーズな性格だったら、そこにもつけ込まれます。騙されないためには、女性も自分の性格や生活を見直して、自らを正していきましょう」
つき合ってみて初めて相手のことがわかるものですよね。もし金目当ての男だったら、落ち込まずに「わかってよかった。次!」と前向きになれば、きっといい出会いがありますよ。
<取材・文/夏目かをる>
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