Lifestyle

秘密だった同級生との破局がバレた…同窓会が一転、自分の失恋を慰める会に

 久々に旧友たちが一堂に会する同窓会ですが、ちょっと困るのはクラスメイトに元カレ、元カノがいる場合。

居酒屋で乾杯

写真はイメージです(以下同じ)

 互いに昔のいい思い出として整理できていればいいですが、必ずしもそうとは限りません。

彼氏は高校時代の同級生。うつ病を発症した彼に振られた


 22歳からの5年間、高校時代の同級生と交際していた楠木涼子さん(仮名・35歳/航空会社社員)は、激務とパワハラにより彼氏がうつ病になってしまい破局。一方的に別れを告げられ、仕事を辞めて実家で引きこもり状態になってしまったとか。

 それでも恋人を支えるつもりでしたが、彼氏の両親から「貴女の存在が逆にプレッシャーになっている」と言われて身を引かざるを得なかったといいます。

「結婚を考えていたのでショックでしたが、彼の状態を考えれば仕方のないことだったと理解しています。ただ、別れた4か月後に参加した高校の同窓会は、ある意味、別れたこと以上にキツかったですね」

 当然、元カレは参加できるような精神状態ではなく、幹事を務めるクラスメイトに友人に彼が欠席することを確認したうえで参加することに。昔の友人たちに会えば気分転換になると考え、軽い気持ちで参加したそうです。

同窓会に行ったら、みんなが別れたことを知っていた!?


同窓会が慰める会に「彼と付き合い始めたのは卒業から4年経ってからですし、在学中は特に仲がいいわけでもありませんでした。

 同じクラスで付き合っていたのを知っていたのは、社会人になってからもよく会っていた女友達2人だけ。彼女たちは別れた経緯も知っていましたが『誰にも話してないから』と言われたので、すっかり安心していました」

 ところが、同窓会では「大変だったね」と次々に声をかけられ、担任の先生からも「長い人生、いろいろなことがある」と慰めの言葉をかけられてしまいったそうです。

「友達は約束を守って言わないでくれたのですが、ある男子が彼から事情を聞いたみたいで、そこから話が広まっちゃったんです。

 私は彼が卒業後もその男子と交流があったことを全然知らず、私の口からも付き合っていたことや別れたことを一から説明するハメになったんです。結婚するならまだしも別れた相手とのなれそめを話すって、正直罰ゲームみたいでした」

慰めの言葉をかけてくる同級生たちに怒ることもできず……


同窓会 幸い事前に同級生たちが聞いていた話とほぼ同じだったらしく、彼女が悪者呼ばわりされることはありませんでした。とはいえ、楽しいはずの同窓会は“涼子ちゃんを慰める会”と化し、ただただ居心地が悪かったといいます。

「みんな善意だけにタチが悪く、怒って途中で帰ったら私が悪者みたいになっちゃうだろうし、そんなことができる勇気もないので、その場をやり過ごすのに必死でした。

 後日、クラスメイトに言いふらした男子は謝罪してきたけど、ウチの前で急に土下座するものだから近所の人にヘンな目で見られて大変でした」

 しかし、これも今となっては笑い話のひとつのようです。

「私もその後、良縁があって1児の母親として幸せな家庭を築いていますし、彼も社会復帰して結婚もしています。

 昨年行われた高校の同窓会には彼も顔を出し、最初は別れて以来の再会だったので少し気まずかったけど、『いろいろあったけど、お互い幸せになれてよかったね』と2人で話すことができ、ようやく彼との関係を清算できたような気がします。

 まあ、その場にいた同級生たちにはヨリを戻すのかと勘違いされたのか、妙な空気が流れていましたけどね(笑)」

 同窓会に元カップルの1組や2組はいるものです。クラスメイトとしては気になる人も多いかもしれませんが、みんながいる場であれこれ尋ねるのはマナー違反。余計な詮索をして、場の雰囲気を壊さないように気をつけましょう。

シリーズ ドキドキ?ガッカリ?同窓会エピソード vol.5―

<文/トシタカマサ イラスト/やましたともこ>




あなたにおすすめ