アラサー女性2人が同窓会で大ゲンカ。漫画のキャラが原因って…なんで?
「実はアサカは『BLアレルギー』を自称するほどのBL嫌い。にわかに機嫌が悪くなり、『え、そのカップリング好きなの? 腐女子ってホントそういう妄想好きだよねー。気持ち悪い』と半笑いで吐き捨てたんです。
マリは自分の趣味が否定されたと思ったのか、『別にいいじゃん。あんたって昔っからそんな感じだよね。趣味は人それぞれなんだからほっといてよ!』と喧嘩腰に。一気に場が険悪になり、私はどうしていいか分かりませんでした」
あたりをはばからず、だんだん声が大きくなっていくマリさんとアサカさん。ついには相手の胸ぐらをつかみかねない一触即発の空気になったため、ユウコさんは慌てて二人をいさめながら会場の隅に引っ張っていったそう。「周りの視線が背中にぐさぐさ刺さって痛かった……」と語ります。
「本当に恥ずかしかったです。友人の“地雷”をぶち抜いたマリが悪いのは確かですが、アサカもアサカだと思います。高校の頃ならいざ知らず、30代にもなって趣味嗜好の違いを理由に人前で喧嘩するなんて……。一緒にいた私は穴があったら入りたい気持ちでした。楽しみにしていた同窓会が黒歴史になるなんて、行く前は思いもよりませんでしたね」
オタク同士の争いは互いに譲れない“聖戦”にたとえられることがありますが、巻き込まれた第三者にとってはたまったものではありません。それが同窓会の席ならなおさら……。見た目のみならず、中身も「大人女子」になっていてほしいものです。
―シリーズ ドキドキ?ガッカリ?同窓会エピソード vol.7―
<文/小泉ちはる イラスト/やましたともこ>
あたりをはばからず、だんだん声が大きくなっていくマリさんとアサカさん。ついには相手の胸ぐらをつかみかねない一触即発の空気になったため、ユウコさんは慌てて二人をいさめながら会場の隅に引っ張っていったそう。「周りの視線が背中にぐさぐさ刺さって痛かった……」と語ります。
「本当に恥ずかしかったです。友人の“地雷”をぶち抜いたマリが悪いのは確かですが、アサカもアサカだと思います。高校の頃ならいざ知らず、30代にもなって趣味嗜好の違いを理由に人前で喧嘩するなんて……。一緒にいた私は穴があったら入りたい気持ちでした。楽しみにしていた同窓会が黒歴史になるなんて、行く前は思いもよりませんでしたね」
オタク同士の争いは互いに譲れない“聖戦”にたとえられることがありますが、巻き込まれた第三者にとってはたまったものではありません。それが同窓会の席ならなおさら……。見た目のみならず、中身も「大人女子」になっていてほしいものです。
―シリーズ ドキドキ?ガッカリ?同窓会エピソード vol.7―
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