東大卒には旦那さんみたいなタイプが多いのかと尋ねると、「そこはさすがに人によりますが、
全体の傾向として『若干変わってる』というのはあるかもしれません」と答えたサチさん。ある日、旦那さんの同級生たちをホームパーティーへ招いた時の会話で、なんだかオカシイぞと思ったといいます。

「同級生との結束の固さが普通じゃないんです。夫には東大以外の友達はあんまりいないみたいで、
プライベートで誰かと会うという時は9割方東大OB。仕事関係でも、東大同士でつるむんですよ。しかも東大生って、
東大生同士で集まるとちょっとした異常性を発揮するんですよね……。
夫は運動部だったんですが、
過去の部活の試合結果のスコアとか、誰が後半何分何やってあの時勝った、とか事細かいことをとにかく覚えてるんです。チームメイトも同じくみんな覚えていて、その話でいまだに何時間も盛り上がってるんです。部活動を引退してもう20年くらい経っているのに、ですよ? しかもそのテの話題が、集まるとほぼ毎回、もちろん選手名鑑も大切にリビングの本棚に保管されています(笑)」
……でも! 社会人になってから知り合うのと違って、学生時代の友人って分け隔(へだ)てなく接することができる貴重な存在ではありますよね。
「それが、東大生同士、対等なのかと思いきやそうでもないみたいで。東大の中にもカーストというか序列的なものがあるのか、
友達の出身中学、高校、浪人・留年歴はほぼ把握しているんです。『
あいつ賢いけど田舎の県立出身だからコネなくて大変だろうなあ』とか、『
いいやつだけどアタマ弱いよなあ、2遅れ(1年浪人1年留年など)だから』とか……夫は東大進学率が全国トップクラスの私立出身なので、中学校から大学まで一貫校のような感じみたいですね」