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樹木希林さんの“終活”が話題。いとうあさこ、みのもんた…有名人の終活事情

 今月15日に75歳で亡くなった、女優の樹木希林さん。全身のがんと闘病しながら芸能活動を続け、最後は自宅で家族に看取られて旅立ちました。  樹木希林の“終活宣言”として反響を呼んだ「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」というキャッチコピーの新聞広告(2016年、宝島社)が、今ふたたび話題になっています。
樹木希林

樹木希林が川に横たわる、宝島社の企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」。第33回「読売広告大賞」グランプリを受賞した。※画像は宝島社プレスリリースより

死を疎むことなく、死を焦ることもなく。ひとつひとつの欲を手放して、身じまいをしていきたいと思うのです」というメッセージと共に、有名絵画をモチーフにした小川の中で横たわる樹木希林。彼女は生前、たびたび自身の“終活”にふれており、最期は自宅で迎えたいという希望を家族に伝え、遺影も準備していたといいます。 「いかに生きるか」と同じように「いかに死ぬか」を考える“終活”は、現在メジャーになりつつありますね。今回は、有名人たちの“終活”についてご紹介します。

通夜の料理まで自ら厳選。完璧な終活をした流通ジャーナリスト

 41歳で早すぎる死を遂げた、流通ジャーナリストの金子哲雄さん。突然の余命宣告に絶望する中で、自らの「命の始末」と向き合い始めたという彼は、闘病生活を送りながら周到な終活を行い、自分の人生のエンディングを完璧にプロデュースしました。
金子哲雄

金子哲雄 『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』 (小学館文庫)

 生前に自ら斎場を手配し、遺影や祭壇に飾る花まで選び、お墓も準備していたという金子さん。「にぎやかにしてほしい」という氏の想いから、参列者にふるまわれた仕出し料理も、にぎり寿司からオードブルまで彼の厳選した食材が並び、控え室には自身が出演したバラエティー番組がノンストップで流れていました。  参列者に向けた会葬礼状も「“第二の現場”から、心温まるハッピーな話題、おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です」とユーモアを交えた文面を用意し、最期まで金子哲雄らしさを通しました。  終活をすることで、自分の生きた証をしっかり残した金子さん。こうしてみると、「死」の話なのにとても前向きな気がしませんか? ではここからは、今まさに活躍している有名人たちの“終活”をご紹介します。

いとうあさこは「婚活よりも終活」。すでに遺影も撮影済

 50歳という節目を前に、終活を始めたという、いとうあさこ(48)。2017年に放送された『ウチくる!?』(フジテレビ系)では、その心境を告白しています。 婚活よりは終活。この年になるといつ死ぬかわからないから」と言い、終活の一環として遺影を撮影したそうです。さらには「おちゃらけているほうが、みんな泣くだろうと思った」そうで、一升瓶を持ち、片手をパーにして笑顔で遺影を撮影したとのこと。  他にも葬儀の出棺の曲をすでに決めていることや、お墓の見学にも行っていることを明かしました。同番組に共演していた森三中の村上知子(38)は、終活話を聞きながら「想像しただけでヤバい」と大号泣。それを見たいとうももらい泣きをし「生きるね!」と宣言していました。
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みのもんたが、自宅に焼却炉を購入したワケは?
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